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令和 3年 6月定例月議会−06月11日-02号

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  1. 守谷市議会 2021-06-11
    令和 3年 6月定例月議会−06月11日-02号


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    令和 3年 6月定例月議会−06月11日-02号令和 3年 6月定例月議会                令和3年守谷市議会              6月定例月議会会議録 第2号        ─────────────────────────           令和3年6月11日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 20名     議長 18番 高 橋 典 久 君   副議長 17番 高 梨 恭 子 君         1番 小 菅 勝 彦 君        2番 海老原 博 幸 君         3番 首 藤 太 亮 君        4番 田 中 啓 一 君         5番 山 本 広 行 君        6番 渡 辺 大 士 君         7番 砂 川   誠 君        8番 神 宮 栄 二 君         9番 堤   茂 信 君       10番 高 梨   隆 君        11番 渡 辺 秀 一 君       12番 長谷川 信 市 君        13番 青 木 公 達 君       14番 山 田 美枝子 君        15番 寺 田 文 彦 君       16番 山 崎 裕 子 君        19番 伯耆田 富 夫 君       20番 梅 木 伸 治 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         市長公室長              浜 田 耕 志 君         総務部長               岩 田   賢 君         生活経済部長             飯 塚 俊 雄 君         保健福祉部長             椎 名 恵美子 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         教育部参事              奈 幡   正 君         総務部次長              川 村 和 彦 君         生活経済部次長            北 澤 盛 次 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            小 島 義 久 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長      高 橋 弘 人         議会事務局長補佐    高 橋 哲 也           令和3年6月定例月議会一般質問通告事項 通 告 順 1番 砂 川   誠 議員  1.小・中学校における熱中症対策について [市長・教育長・担当部長]   (1)学校において行っている熱中症対策は   (2)熱中症対策にかけている経費は   (3)対策としての冷水器の設置は   (4)マイボトルに汲める冷水器の導入は 2番 山 田 美枝子 議員  1.新型コロナワクチン接種の現状とPCR検査の拡充について [市長・担当部長]   (1)現在のワクチン接種の進捗状況,また感染者の推移は   (2)ワクチン接種後の健康状況調査先行接種者の腫れ,発熱,頭痛などの調査は行っているか   (3)市内で発熱などの症状が出た場合の現在の対応は   (4)市としてPCR検査の拡充,また助成金事業は考えているか  2.守谷市の歴史文化資料の収集,保存,展示について [市長・教育長・担当部長]   (1)守谷市の郷土や郷土人について記述された資料などの現在の保存,保管場所は   (2)江戸期の俳額の誤廃棄の実態は   (3)今後の対策,また郷土資料の有効利用の考えは   (4)学芸員雇用,郷土資料館などの考えは 3番 山 本 広 行 議員   1.おくやみ窓口の創設について [市長・担当部長]   (1)現状,死亡届受理後の流れは   (2)既存のままでの遺族の心理的負担は大きいのでは   (3)おくやみ窓口(デスク)開設の検討はあるのか   (4)遺族の方々への寄り添った対応が必要では 4番 海老原 博 幸 議員  1.守谷駅東口市有地の開発について [市長・担当部長]   (1)オープンスペース工事を大和リースと随意契約するに至った経緯と考え方は   (2)商業施設建設に伴う借地料の算出根拠は   (3)オープンスペースの管理方法について   (4)現在の進行状況,テナント募集状況及び工事開始時期 5番 青 木 公 達 議員  1.ヤングケアラーを孤立化から防ぐためには [市長・教育長・担当部長]   (1)守谷市としてヤングケアラーに関する実態調査は行っているか   (2)守谷市のヤングケアラーに対する課題は     ア 教育委員会としての課題は     イ 保健福祉部としての課題は     ウ 他に考えられる課題は   (3)(ヤング)ケアラー支援条例の制定は検討するか  2.守谷市の学芸員の役割は何か [市長・教育長・担当部長]   (1)守谷市役所には正規職員・非正規職員を含めて学芸員は何人いるのか   (2)学芸員資格を有する職員の所属部署はどこか   (3)江戸期俳額の誤廃棄の再発防止の具体的な対策は 6番 堤   茂 信 議員  1.住みここちのよい守谷を目指して [市長・担当部長]   (1)街の住みここちランキング2021の結果について   (2)住みたい街2021の結果について   (3)住みここちのよい街になる要素とは   (4)インクルーシブという考え方について 7番 神 宮 栄 二 議員  1.遺族手続きについて [市長・担当部長]   (1)担当課と手続き項目について   (2)他市では窓口一元化が進んでいるが当市の対応について  2.ヤングケアラーについて [市長・教育長・担当部長]   (1)教育部としての現状把握と今後の対応について   (2)保健福祉部としての現状把握と今後の対応について 8番 小 菅 勝 彦 議員  1.市民生活総合支援アプリ「Morinfo」のセキュリティ対策について [市長・担当部長]   (1)5月19日の各朝刊に掲載された,不正アクセスの経緯について   (2)今後のIT化へのセキュリティ対策について  2.第3次守谷市総合計画について [市長・担当部長]   (1)策定にあたっての市民参加のあり方について   (2)総合計画と(仮称)守谷市自治基本条例の位置づけについて 9番 渡 辺 秀 一 議員  1.公共施設の貸出しの考え方について [市長・教育長・担当部長]   (1)平成30年12月21日都道府県教育委員会事務連絡社会教育法第23条第1項の解釈について  2.ニューノーマルな日常からみえる変化について [市長・担当部長]   (1)令和3年度の保育所入所状況からみえる待機児童問題について
      (2)守谷駅東口の大和リース建設について 10番 首 藤 太 亮 議員  1.新型コロナウイルス対応について [市長・教育長・担当部長]   (1)新型コロナウイルスワクチン接種の状況について   (2)ワクチン接種打ち手不足について   (3)学校教育について   (4)高齢者におけるフレイル予防について 11番 山 崎 裕 子 議員  1.公用車の台数削減,稼働率向上で早急に経費削減を図ってはどうか [市長・担当部長]   (1)前から公用車の適正配置について改善するよう指摘があるが,現状は   (2)公用車の台数を削減しつつ,1台あたりの稼働率を高め,早急に経費削減を図ってはどうか 12番 高 梨   隆 議員  1.防災教育の現状と課題について [市長・教育長・担当部長]  (1)東日本大震災の教訓は  (2)防災教育の必要性について  (3)市内小中学校における防災教育はどう行われているか  (4)学校防災の課題は 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 2 号                          令和3年6月11日(金曜日)                              午前10時00分開議 日程第1.議案第47号 令和3年度守谷市一般会計補正予算(第4号) 日程第2.議案第47号に対する質疑 日程第3.議案第47号について委員会付託 日程第4.市政に関する一般質問     1.砂 川   誠 議員     2.山 田 美枝子 議員     3.山 本 広 行 議員     4.海老原 博 幸 議員     5.青 木 公 達 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.議案第47号  日程第2.議案第47号に対する質疑  日程第3.議案第47号について委員会付託  日程第4.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(高橋典久君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は20名です。  定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  それでは,日程第1,議案第47号 令和3年度守谷市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。        ────────────────────────── △議案第47号 令和3年度守谷市一般会計補正予算(第4号) ○議長(高橋典久君) 提案理由の説明を求めます。  市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 提案の理由を申し上げます。  今回の補正は歳入歳出それぞれ1,836万円の増額でございます。  歳入は,国庫支出金社会福祉費補助金の増額であります。  歳出は,民生費で,生活困窮者自立相談支援事業の増額であります。  よろしく御審議の上,御決議のほどお願いをいたします。 ○議長(高橋典久君) 補足説明を願います。  市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 議案第47号 令和3年度守谷市一般会計補正予算(第4号)について御説明をさせていただきます。  1ページ目をお願いいたします。  今回の補正は,歳入歳出それぞれ1,836万円の増額です。  4ページを御覧ください。  歳入の補正内容でございます。  款14国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費国庫補助金,節1社会福祉費補助金1,836万円の増額は,新型コロナウイルス感染症により生活が困窮する世帯に対して支給する支援金の財源として,国庫補助金の交付を受けるものでございます。  次に,歳出の補正内容でございます。  款3民生費,項1社会福祉費,目1社会福祉総務費,説明欄12生活困窮者自立相談支援事業1,836万円の増額は,歳入でも御説明いたしました新型コロナウイルス感染症により生活が困窮する世帯に対して,支援金を支給するものでございます。  以上が,議案第47号 令和3年度守谷市一般会計補正予算(第4号)の内容でございます。 ○議長(高橋典久君) 次,日程第2,議案第47号に対する質疑を行います。        ────────────────────────── △議案第47号に対する質疑 ○議長(高橋典久君) 質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 質疑なしと認めます。  次,日程第3,議案第47号について委員会付託を行います。        ────────────────────────── △議案第47号について委員会付託 ○議長(高橋典久君) 議案第47号の委員会付託につきましては,守谷市議会会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付した付託表のとおり,保健福祉常任委員会に付託します。  ここで暫時休憩いたします。                午前10時03分休憩          ──────────────────────                午前10時07分開議 ○議長(高橋典久君) 会議を再開します。  ただいまの出席議員は11名であります。  次,日程第4,市政に関する一般質問を行います。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(高橋典久君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位1番,砂川 誠君,登壇願います。  砂川 誠君。                〔7番砂川 誠君登壇〕 ◆7番(砂川誠君) 皆さん,おはようございます。通告順位1番,公明党の砂川 誠でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。今定例月会議におきましてのトップバッターでございますので,元気よく最後まで質問をさせていただきますので,どうぞよろしくお願いをいたします。  まず現在,個別接種,ワクチン接種が始まっております。医師会をはじめとして,市内の医療機関で行われている個別接種でありますけれども,この感染症に対するワクチン接種,これに対して医療従事者,それに接種に関わっておりますワクチン対策室並びに職員の皆さんに心より感謝申し上げます。  これまで経験のない規模でのワクチン接種事業に対して,日々格闘し取り組まれていることに心より感謝するとともに,また先月末,松丸市長のメッセージにもありましたように,65歳以上の方が7月末までに2回目のワクチン接種を終えることができるように取り組んでいるというふうなメッセージがありました。引き続き,全ての市民の皆様のワクチン接種が安全安心に行えるよう,心よりお願いを申し上げます。  今回の私の質問は,小中学校における熱中症対策について通告をしておりますので,通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  それでは,(1)の学校において行っている熱中症対策についてお尋ねをいたします。
     地球温暖化の影響でしょうか,年々夏の猛暑は厳しさを増しております。熱中症による緊急搬送は,各地で発生をしております。学校管理下において,熱中症という報告が毎年年間約5,000人が報告をされているというふうにも伺いました。つい二,三日前にも,兵庫県の高校で数名が体育の授業中に熱中症で緊急搬送されたというふうなニュースもありました。ましてや昨年より続いている新型コロナウイルス感染症対策によるマスク着用が,体温調節,これがしにくくなっているというふうな指摘があります。気づかないうちに脱水症状に陥る,熱中症にかかるリスクが高くなっているというふうに言われております。そこで,お伺いをいたします。  学校において様々な予防対策が行われているというふうには思いますけれども,子供たちを守る,この取組といたしまして,どのような熱中症予防対策を行っているのか。また,学校における熱中症の発生状況,これをお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) お答えさせていただきます。  市内小中学校における熱中症対策につきましては,文部科学省が示す,学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」に準じて行っております。それには,エアコン使用においても換気が必要であること。気温,湿度,暑さ指数が高い日には,熱中症などの健康被害が発生するおそれがあるため,マスクを外すこと。体育の授業においては,マスクの着用が必要ないことなどが示されておりますので,それに準じて対策を講じております。  各教室におきましては,エアコンを使用しながら窓を少し開け換気を行い,学校によってはサーキュレーターや扇風機を用いて,教室や体育館の空気を循環させています。  また,児童生徒に対する指導としまして,水筒の持参を促し,朝の会等を利用して,屋内,屋外にかかわらず小まめに水分補給することや,体調に変化が現れた場合には,我慢をせずに申し出ること,また,ふだんから食事や睡眠時間をしっかり取るよう指導を行っております。  そのほか,各校に配置した熱中症暑さ指数計,これは熱中症の危険度を測定する機械なんですが,そちらを使って,1時間目の始業前であったりとか,昼休み前など定期的に測定を行い,外遊びなどが可能かどうか判断して,全児童生徒に校内放送で周知をしております。そのほか,体育の授業や部活動の前にも必ず測定し,活動を決定しているところでございます。  また,昨年度から気象庁のホームページで,熱中症の危険度を示す熱中症警戒アラートを前日の夕方と当日の朝に確認できるようになりましたので,各学校において確認し,体育の授業や部活動実施の判断基準などに活用しているところです。  さらに,熱中症の予防や対応について,各校で養護教諭を中心に教職員の研修を進め,熱中症に関する知識の習得や測定器の使い方,それから,症状が見られた場合の対応の仕方などを全教職員が共有し,的確な判断と適切な対応ができるようにしております。また,教育委員会からは,各小中学校に対し,熱中症予防に関する情報提供を行い,適切な熱中症対策が図れるよう注意喚起し,必要に応じて,各学校で作成しております危機管理マニュアルの見直し等をお願いしているところでございます。  次に,市内小中学校の熱中症の発生状況でございますが,令和元年度が小学校が2名,中学生が1名,計3名となっております。また,昨年度は,同じなんですが,小学校のほうで1名,中学校のほうで2名,計3名となっております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。対策として様々なものを,例えば,児童生徒への水分補給を促すということ,それと,マニュアルにのっとってエアコンの使用時の換気をサーキュレーター等を使って行っていると。また,暑さ指数を測定する,この測定の仕方も,教員同士の共通理解というふうにしているというのが理解として分かりました。  過去2年間で6名の生徒が熱中症と診断されたということで,先ほども申し上げましたけれども,全国で年間5,000人というところから考えれば,まだ少ないほうかなとは思いますけれども,これが重症化する場合もありますので,しっかりと対策を取っていただきたいというふうに思います。  次に,(2)の熱中症対策にかけている経費についてお尋ねをいたします。  先ほどの答弁の中にもありましたけれども,暑さ指数測定器というのと,あと経口補水液等が上がっていましたけれども,熱中症対策として,どのようなものに幾らぐらいかけているのかというのをお伺いしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 平成29年度から平成30年度にかけまして,熱中症の危険性を予測し,より安全に授業を行うために,各学校に持ち運び可能な暑さ指数計を各校に1台,それと壁かけ用の指数計を各体育館に1台,それから中学校なんですが,武道場に各1台ということで整備しております。その費用としましては,約44万7,000円を支出してございます。  また,毎年,熱中症対策に係る消耗品としまして,経口補水液であったりとか,冷却シート等の購入費としまして,1校当たり平均で約5万円,各小中学校の予算のほうに組み入れている状況となっております。総額で大体65万円。  それとあと,今年度,熱中症対策としまして,中学校のほうで総合体育大会であったりとか新人体育大会を開催するんですが,それに当たりまして,会場となる体育館のほうにスポットクーラー等8台分の賃借料のほうを予算計上させていただいております。金額にしまして約40万円ということで,消耗品と,このスポットクーラーの賃借料,合わせまして今年度は約100万円ほど予算計上させていただいております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。暑さ指数計は,体育館であったり教室であったり,いろいろなところに掲げているというふうなもの,それで44万7,000円,また,経口補水液であったり冷却シート,多分熱さまシート等だとは思うんですけれども,これの消耗品が約65万円あるというふうに聞きました。  各学校当たりで約5万円というふうな数字,これがどれぐらいの規模なのかというのがちょっと私にも計り知れないんですけれども,いろいろなものを買いそろえるというところでは妥当な線かなというふうには思いますけれども,スポットクーラー,これのレンタル料に約40万円ほどかかっているというふうなことですので,ここら辺が結構金額的には大きいのかなというふうには感じました。  そこで,(3)の質問に移ります。対策としての冷水機の設置について質問をいたします。  熱中症予防対策についてどのような対策をしているのかの,ある電気関係の会社が行った調査があります。それによりますと,「日傘や帽子をかぶる」というのが40%,「窓などを開けて風通しをよくする」というのが50%,それと,「エアコンや扇風機を使う」これが65%,そして最も多かったのが「小まめに水分補給をする」これが91%というふうな調査結果がありました。改めて,水分補給が予防の対策で広く皆さんに認知をされているというふうな証拠だと思います。  昨年,隣のつくばみらい市では,各学校に自販機を設置をいたしました。無償で冷たい水を児童生徒に提供するということがニュース等で報道されました。子供たちを守る熱中症対策,小まめに水分補給できる環境を整えたこの対策には,私も共感をいたしました。そこで,学校管理下における熱中症に,冷水機が重要な役割を担うのではというふうに考えます。  冷水機の冷水温度,これは5度から15度というふうに言われております。体の直腸温度,これの上昇を抑制し体温を下げるということで,熱中症予防,これに効果的だというふうにメーカーの資料にもありました。各学校に冷水機を設置することで小まめに水分補給ができる環境整備,これが整うと考えますが,現在の冷水機の設置状況をお尋ねいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 市内小中学校における冷水機の設置状況ということでございますが,現在,市内の中学校2校,守谷中学校に4台,それと愛宕中学校に3台,いずれもPTAがバザーの収益金等を使って寄附していただいたものが,2校に設置してあります。  いずれも床置き型で,水道水を冷やして蛇口に顔を近づけて飲むタイプのものでございまして,現在,コロナ禍ということもありまして,不特定多数の人が顔を近づけて飲むことというのは,感染のリスクを避けようということで,いずれの学校も今のところ使用は中止しているという状況となっております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。次で最後の質問になりますけれども,マイボトルにくめる冷水機の導入についてお伺いをいたします。  先ほどの答弁にもありましたけれども,現在,守中に4台,それと,愛宕中に3台というふうに伺っております。この2校にしか冷水機は今のところ置いていないということで,しかもこれが新型コロナウイルス感染症防止の観点から,現在使用を中止しているということでございます。代わりに生徒が各自で水筒,いわゆるマイボトル,これを持参して水分補給をしているというのがあります。  このようにして生徒児童が各自でマイボトルを持参している状況,これを考えますと,飲み干した後のこと,これをどうしても考えてしまいます。例えば,早くに気温が上昇して午前中に飲み干すといった場合はどうなのか。多分,水道水を補充するしかないというふうには思います。先ほども言いましたけれども,5度から15度,この冷水が体の内部を冷やす効果が大きく,夏場の水道水って平均25度ぐらいだというふうに言われております。常温のまま飲んでも冷水に比べて水分吸収量は低く,熱中症予防効果,これも期待できなくなってしまうというふうな調査結果があります。  そこで,これまでは直飲みだった冷水機に代わりまして,今,守谷中,愛宕中で使われているのは,床置きの多分直飲みの冷水機だというふうに思います。現在マイボトルが普及している現状を考えますと,感染のリスクの少ないマイボトルにくめる冷水機の導入が,このコロナ禍においても有効な熱中症の対策になるのではというふうに考えます。  さらに,このマイボトルにくめる冷水機のメーカーによりますと,給水カウンターつき,つまり,マイボトルにくむことで,ペットボトルに対して何本分というふうに換算をして表示をすることができるくみ取り式冷水機だというふうに伺っております。  昨年,つくばみらい市で行った自動販売機による冷水の提供,これはどうしてもペットボトルがごみとして最後には残ってしまいます。しかし,このマイボトルにくめる冷水機,マイボトルという水筒に入れるので,ペットボトル,これが必要なくなります。ということは,ごみにも出ないというふうなことになるというふうに思います。  持続可能な開発目標SDGsの,今,世界的に大きな問題になっております環境問題,脱プラスチックの問題を,小さいことかもしれませんけれども,このカウンターつきの冷水機で子供たちに体験させ実感をさせること,これは,これからの未来を託す子供たちにとって,環境問題への意識づけに大きく寄与するものというふうに考えます。  今月3日ですか,今,国会が開かれておりまして,その国会での質問にも,ある国会議員が小泉環境大臣に対しこういうふうな質問をしております。これは香川県を例に取って質問をしたということで,「海ごみ削減先進県香川県」,このような取組を積極的に応援し全国展開すべきではないかというふうな質問があったというふうに聞いております。これに対して小泉環境大臣は,応援をするというふうな明確な答弁があったというふうに聞いております。  これまで,つくば市や千葉県流山市では,学校の校舎改修工事,これに合わせてこの冷水機の導入をしているというふうに伺っております。そこで,お伺いをいたします。  守谷市においても,学校の改修工事に合わせてユニバーサルデザインを取り入れたマイボトルにくめる冷水機の導入,これを検討していただきたいと思いますが,見解をお聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 熱中症を予防するために,小まめに水分を補給することは重要なことで,児童生徒が必要なときに必要な水分を補給できる環境が整備されることが大切だというふうにも理解してございます。  また,今年5月30日付で環境省と文科省が,新たに学校における熱中症ガイドラインというものを策定し公表してございます。その中で,議員おっしゃられるとおり,運動中の水分補給について,冷たい水を飲むことで体温の上昇を抑える効果があり,熱中症予防に有効である旨が示されてございます。  そういったことも踏まえまして,今の段階で,すぐ工事等に導入しますということは申し上げられないんですが,他市における冷水機の活用であったりとか,管理方法等の情報を収集しまして,機器の整備費用や効果,それから学校現場での需要調査,それから,そのほか学校医の意見等を参考にして,機器の導入について検討させていただければというふうに思っております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。学校において需要調査,これをしっかりしていただいて,ぜひとも検討していただきたいというふうに思います。  学校の体育館等は災害時の避難所というふうにもなっております。近くにこういった冷水機,特に夏場の避難所というのは大変なところがあります。近くに冷水機があれば,避難所での住民の体調管理というものにも役立つかなというふうにも考えます。  松丸市長の施政方針に,市の様々な施策を組み合わせることで,SDGsの目標達成に向けた取組への推進につながるというふうにありました。大人になってから考えるのではなく,子供のうちから,身近なところから環境問題に対しての取組も必要ではないかと思いますが,町田教育長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 子供たちにとって,安心安全な環境をつくっていくということ,これは非常に大切なことだというふうに思います。熱中症予防のためのいろいろな方策を立てていくこともその一つであって,大変重要なことだというふうに思っております。  現在,先ほど来出ておりますペットボトル,マイボトルですけれども,これは議員,ちょっと見られたかも分かりませんが非常に大きなもので,例えば我々がイメージする150ミリのペットボトルとはちょっと違って,大きな,1日それで間に合ってしまうような,持ち帰りは,持ってくるときには水がいっぱい入っているので大変かもしれませんけれども,そういう自前で持ち込んだもので,できる範囲でということで,子供たち工夫しながら,家庭の協力も得ながら安全対策を今行っているところです。  ただ,委員御指摘のように,便利なものがあって,その便利なものが子供たちの安心安全のために役立つとすれば,いろいろな状況を調査しながら検討していくということで,今,次長が申し上げたとおり,検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。子供たちを守るという観点から,熱中症対策にも役に立つし,また,持続可能な開発目標であるSDGsへの取組も両方できるというふうなことを考えますと,ぜひとも前向きな検討をお願いしたいというふうに思います。  以上をもちまして,私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,砂川 誠君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩をいたします。                午前10時32分休憩          ──────────────────────                午前10時42分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位2番,山田美枝子君,登壇を願います。  山田美枝子君。                〔14番山田美枝子君登壇〕 ◆14番(山田美枝子君) 通告順位2番,日本共産党の山田美枝子です。今回はコロナ禍の時期の暫定措置で,守谷市議会としては一般質問は1人2問までということで,質疑応答で1人50分という条件の中での質問になります。本来は議員だけの質問時間は50分なんですが,今回は質疑応答で50分ということで,お答えしていただく執行部の方,そして市長においては,簡潔な回答をお願いしたいと思います。議場も今コロナの暫定措置で議員が半数しかおりません。今回,傍聴の方がたくさん来ていただきまして,コロナ下,大変ありがたく思っております。  全てが今,世界中がコロナの中で今までにない対応を迫られていて,生活困窮の方もなかなか増えてきて,オリ・パラに対してもいろいろな意見が出ている,大変かまびすしいというか,今,世の中がざわめいているという中での一般質問,私は一般質問は市民の代弁者として,市民の負託を受けた議員として,なるべく市民の皆様の声を私自身が代弁するという意味で質問を選んでまいりました。たった二つしかできないのが残念ですが,今日の二つの質問も市民の皆様からの強い要望の上でつくりました。市長はじめ執行部の方に,しっかりとお答えをいただきたいと思います。  今回は,一つにおいては,新型コロナワクチン接種の現状とPCR検査の拡充,二つ目として,守谷市の歴史文化資料の収集,保存,展示についての,この二つの市政に対する質問をさせていただきます。  現在,守谷市においては6月10日現在,昨日までで新型コロナウイルス感染症患者の発生,延べ210人になりました。茨城県としては累計9,987名,もう1万人を超えたということですね。緊急事態措置の判断指標は,今,ステージ2になっています。そして,日本は人口当たりPCR検査件数が世界でも145位という,極端に少ないままで新型コロナ対策のアキレス腱になっています。その責任は政府と厚労省にあります。  日本全体で医療従事者のワクチン接種も4分の1程度しか終わっていません。茨城県では高齢者のワクチン接種が始まっていますが,守谷市は5月14日現在で,65歳以上の76%,1万3,000人の予約を受け付けたということです。  最初にお尋ねします。守谷市における現在の高齢者ワクチン接種の進捗状況をお示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  まず,65歳以上の高齢者のワクチンの予約状況をお伝えいたします。  6月8日現在で,対象者が1万6,300人に対しまして1万3,500人が予約されております。予約率にしますと83%となっております。  また,ワクチンの接種状況でございますが,まず5月17日から市内医療機関の御協力をいただきまして個別接種を開始しております。現在22か所の医療機関で実施しております。6月8日現在で,6,423人の方が1回目の接種を受けております。接種率としては約39%となっております。また,2回目の接種につきましては,884人の方が受けているという状況です。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございます。2回受けた方ももう既に884人いらっしゃるということで,今まで個別接種という,自分が行っている医院とか,近くの医院とかというところで個別接種をしていますが,だんだんに集団接種が必要になってくる状況ではないかと思うんですけれども,集団接種に向けての進捗状況をお示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) 集団接種につきましては,今現在,受付をしておりますのが65歳以上の高齢者でございます。  まず,65歳以上の高齢者のワクチンにつきましては,市内22か所の医療機関の御協力で,おおむね7月末までには2回完了する予定でございます。高齢者接種につきましては,集団ではなくて,市内のクリニック病院等の医療機関の個別接種で進めております。  65歳未満の方につきましては,約4万人からの人数になりますので,ワクチンの供給等も踏まえて,8月以降順次実施していく考えでおります。若い方になりますので,やはり診療が平日だけでは難しいと思いますので,先生の御協力をいただく形ですが,土曜日もしくは日曜日,基本的には日曜日を中心に接種会場の確保もした上で,集団接種を実施していくことを考えております。現在はそれに向けて,取手医師会及び市内の医療機関と協議をするように内部打合せをしております。  保健センターを基本的には会場として,8月以降,日曜日を中心になると思いますが,月2回程度の集団接種を実施していきたいと考えて,今,調整をしているところです。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございました。  65歳未満の対象者が4万人いるということで,8月以降にもなると,それで集団接種というのを保健センターを予定しているということなんですが,予想としまして,このワクチン接種の終わりというか,終わるその見込みというか,大体いつ頃終わるのかというような予測はできているのでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) スケジュールにつきましてですが,そちら,お答えいたします。  今現在,対策室と一緒に考えているところが個別接種,集団接種は,今後はどれだけ医療機関の協力を得られるかによって違ってくると思いますが,当初考えているのが,1月,2月初旬までには終わりにできると,ただしこれが,集団接種をどれだけ先生方,看護師等を確保できて御協力いただけることによって,それが前倒しになると考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございました。接種者に関する今,歯科医とかいろいろな方が接種者になっていますけれども,それにもよるしということで,来年度の1,2月までワクチン接種が続くというようなお話でございました。  市民の方は,会えば「あなた,ワクチン終わった」というような会話がされておりますけれども,この項の二つ目の質問ですけれども,ワクチン接種後の健康状況調査というか,先行接種者の腫れとか発熱,頭痛などの調査は行っているのか,お尋ねいたします。
    ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  副反応の調査につきましては,原則,国が行うことになっております。こちらは予防接種法に基づきまして副反応が疑われる場合には,接種した医師が厚生労働省のほうに報告することになっております。  今,新型コロナのワクチンにつきましては,本当に始まったばっかりで,ワクチンの副反応についての検証を今している,積み上げをしているところでございますので,新型コロナの幅広い評価をしていくということで,国の方は当面の間,積極的に報告を受けようと,なるべく先生のほうからは,疑わしきは全部報告してくださいというようなことをずっとされております。また,国に報告があった副反応につきましては,速やかに都道府県を通じて,予防接種を実施した市町村のほうに情報提供がされるような仕組みでございます。  現在のところ,市への新型コロナワクチン接種における副反応の報告ついては,情報提供がありません。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 一旦その副反応が起こった場合は,逆に国のほうから,厚労省のほうから市町村に来るという流れのようなんですけれども,現場で実際に何か具体的にその副反応が起こっているということが,今,実際にはないということなんでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) 対策室のほうに確認はしております。ワクチン対策室のほうですが,そちらに直接,相談等の連絡は入っていないということは聞いております。  また,私も高齢のほうの担当でございますので,聞きますと,接種している先生方もお話ありますが,確かに打った場所は痛いと,これはほとんどの方が痛いと,あと発熱が出る,これはもう一般的な副反応として言われていること,そういう情報は個別で私のほうの耳には入っておりますが,副反応という形の報告は聞いておりません。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございました。打った方に,どうなのというようなことを聞いて,2回目をやろうかとか,1度目もまだちゅうちょしようとか。市民の中でも,日々日々そういう話がたくさん出ているので,できたら,そういうその副反応についてのメッセージもなるべく出していただきたいと思います。  三つ目の質問なんですけれども,実際に今,発熱をした場合,まず,どのような順番で市民は行動したらいいのかというのを,やはり具体的にちょっと示していただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  まず,発熱等の症状がある場合には,今はかかりつけ医の地域の身近なお医者さんのところに連絡して,お熱があった場合,感染している可能性もありますから,まず電話をかけてから受診をするようにということでお伝えをしております。  また,かかりつけ医がない,かかったことがないよという方,そちらにつきましては,受診相談センターといって,これは県が設置しているものですが,竜ケ崎保健所または県庁の中にあるんですが,そちらを御案内しております。そうすると受診相談センターというところから近隣の医療機関,検査機関を御案内されるという仕組みになっております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 従来からも言われておりましたけれども,前よりも,4日間続かなくても発熱があった場合は,まず電話でかかりつけ医ということで,それから県の発熱外来の竜ケ崎保健所となるということは,皆さん大分周知されていると思います。  家族の中で熱があると,大変今は大きなショックというか,そういう時代になってしまいましたけれども,ではこの項の四つ目の質問に移らせていただきます。  市としてPCR検査の拡充,また助成事業を考えているかという質問なんですけれども,ワクチン接種は進んでいますけれども,やはりPCR検査,私自身が手術をしたものですから,PCR検査を2回ほど受けて陰性というのをいただいて,大変安心をしたんですけれども,まずPCR検査というのが大変重要だと思うんですけれども,近隣の市町村におきましても,PCR検査を希望者には助成金を出しているというような話が聞こえてまいります。  そのことについてお聞きしたいんですけれども,このことに関しては,やはりリーダーシップを取っていただいている松丸市長の決断にかかっていると思うんですけれども,地方自治体が率先して,そのコロナに臨む姿勢というのが,とても今求められていると思うんですけれども,PCR検査の助成について,市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) まず,山田議員はじめ守谷市民全体の皆さんに,当初想定していた感染者よりも現実抑えられているということ,これは,市民の皆さん一人一人がしっかりと感染予防というものをしていただいているおかげだなというふうに思っておりますので,まずは感謝申し上げたいなというふうに思います。  また今回,ワクチン接種に関しましても,私は守谷市内の全診療所,病院に御挨拶に伺って,お願い方々してまいったわけでございますけれども,ほとんどの先生が非常に協力的に,今週は集団接種のお願いというようなことでお願いをしてまいったんですが,ほとんどの先生が,「大丈夫だよ,頑張るよ」というお言葉をいただきました。守谷市を支えておられる医療機関の皆さんの守谷に対する愛というのを非常に深く感じ,感銘したところでもございますので,それも含めて皆さんに御紹介をしておきたいなというふうに思います。  また,今,議員からありましたように,本当にワクチンの供給量が国の方から明確に示されないがゆえに,先の見えない中,ワクチンの接種対策室は本当に日々,情報を取るために一生懸命頑張っておりますし,また,それに対して市民の皆様も冷静に対応していただいて,近隣よりも割りかし早く接種が進んでいるという評価もいただいているところでもございますので,一日も早く多くの市民の皆様に接種をしていただきたいということを,まずは進めていくことが肝要だというふうに思っております。  その上で,今御質問にありましたように,PCR検査ということでございますけれども,私,3月か12月か同様の質問を受け賜りました。当時PCR検査というのでは,陽性率または偽陽性というような精度の問題もお話をさせていただきましたけれども,PCR検査の精度というのは,当時からほとんど変わっておらず,70%程度の何というか,陽性率の確定ができるのはその程度だというふうにも伺っておりますし,なぜ全員にやらないかという,専門機関の話によりますと,やはり偽陽性または偽陰性という部分がある意味では3割近く出てしまう。それによって一層混乱を招くという可能性があるので,ある一定の症状が出た方に対してPCR検査をするということで,かなりの確率でその精度が上がってくるというようなこともお聞きをしましたので,そういう意味からすると,全員にやるということによって,本人は,その日の時点ではかかっていないということを確認できるやも知れませんけれども,もしかしたらその次の日にかかっているかもしれない。そういう可能性を考えたときに,PCR検査の有効性というのは,やはりある程度絞られた人に限って,熱が出たとか,いろいろな症状が出て医療機関にかかった中でPCR検査を受けなさいよという方にPCR検査を受けに行っていただくことのほうが効率的であるというふうにも思っておりますし,今の段階では,守谷市としてはPCR検査に対する助成等々の考えはございません。  今は,とにかくワクチン接種に全力を投入してまいりたいというふうに思っておりますので,御理解のほど,よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 確かに3月議会でも同じ質問をしたんですけれども,市長のお答えは変わらないと。しかし,PCR検査がとっても必要な人というのは,やはりいるんですね。実際に子供に接している保育者とか,あと中小零細企業で仕事している人は,要するにPCR検査が済んだことで,自分は陰性であるというお墨つきで仕事が続けられるとか,実際にそういう状況で。市長は首をかしげていますけれども,自分で1万円,2万円払ってPCR検査をして仕事を続けている人も,実際に耳にしております。  そういう意味で,他市町村でやっていることができないわけがないのであって,守谷市におきましても,特定健康集団健診に6,500万円とか,あと国保の特別会計からも被保険者の人間ドックなどに1,700万円とか,保健センターの高齢者予防接種事業でも2,500万円と予算を割いています。ですから,市長の姿勢でやっぱりPCR検査というのやろうではないかと,希望者ですよ,全員にやれということでなくて,必要に迫られている,そういう仕事に従事している人,そういう方が希望した場合は,助成金があるということは大変大きな力になると思う。自分でお金を出してPCR検査しなきゃならない,クラスターが起きた場合は無料でできますけれども,PCR検査の必要性というのは,市長が思っているよりも,市民の間では大きな声に。聞こえていないとしたら大きな声ではないんでしょうけれども,私のところには,ぜひPCR検査の助成金をという要望が出ているんですけれども,市長,再度お願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) PCR検査は決して,今日PCR検査を受けて,あした検査が出ます。今日の時点でかかっていないということが証明をされました。しからば,今晩もしかしたらどこかで感染をしているかもしれない。ですから,未来に対してPCR検査の結果というのが担保されるものではないということなんだと思います。  例えばPCR検査をして,全くこれから1週間,誰とも会わずにそういう感染を完全に防げれば,そのときのPCR検査の陰性の結果というのは,1週間なら1週間は有効かも分かりませんけれども,ある意味でその瞬間だけ陰性であっても,それ以降にかかってしまうという可能性があるんで,私は陰性の許可をもらいましたからといって,ある意味ではその証明書によって,その次の日も次の日もかかっていないという証明書にはならないということはお分かりいただけるんだと思います。  そういう意味では,まさしく先ほどおっしゃったように,これからの65歳以下のワクチン接種というのは,その優先順位という部分においてはまさしく議員おっしゃるように,子供たちに接する保母さんであったりということも必要でありましょうし,守谷市においては,まずはクラスターを防ぐということで,高齢者施設の皆さんには優先的にワクチン接種をしていただきました。幾つかの高齢者施設は2回目のワクチン接種が終わって,そこに勤務している方,またそこに入居している方の中で,全くないという,絶対ということはあり得ないと思いますけれども,クラスターの発生というのは,かなりの確率で抑制できていくのだろうというふうに思っています。  そういう意味では,保育所であったりということの先生も含めて,これから8月以降にできるだけ前倒ししてやりたいなというふうには思っているんですが,そういう中で,たまたまある病院に再度お願いに行ったら,「ワクチン接種,じゃあ増やしましょう」というお言葉もいただいておりますので,そういう新しくできた枠に対しては優先的に,そういう子供たちに接するであろうとか,何か順番を決めながら接種をしていくことのほうが効果があるんだろうというふうに私は思っておりますので,そちらの方向で調整をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 市長のお言葉なんですが,PCR検査の陰性でもその一瞬だけだろうということには,ちょっと私は抵抗があるんですけれども,ワクチンに関しても完璧ではないと言われておりますね。ワクチンを打ったとしても罹患してしまうということがあるということ。この辺でこの質問を終わりますけれども,現在,国内の9都道府県に出していたコロナ対応の緊急事態宣言が,6月20日まで再延長されています。ワクチン接種PCR検査,医療機関支援,経済生活保障,どれを取っても菅政権の対応は全く不十分です。地方自治体独自政策が大事だと思います。市民を守るのは急務であり,市長の責務でもあります。PCR検査助成事業を再度要求いたしまして,次の質問に移らせていただきます。  本日,傍聴席に関係者の歴史関係の方も来ていらっしゃいますけれども,守谷市の歴史文化資料の収集,保存,展示についてお尋ねします。  郷土資料というのは,郷土や郷土関係者に関する文献,視聴覚資料,博物館的資料など当該地域に関する一切の資料のことを言い,昭和以前の各種資料については郷土資料と呼ばれるようです。守谷市では,この守谷市の場所ですね,江戸から約10里,40キロメートルに位置し,明治22年,旧守谷町,高野村,大野村,大井沢村の1町3か村で発足しました。今やつくばエクスプレスの開業以来,人口も増加し7万人に近づきつつあります。来年は市制施行20年を迎えます。守谷市をふるさとと思う若者も増えている今だからこそ,改めて守谷市の郷土資料について一般質問に取り上げさせていただきました。  まず初めに,守谷市の郷土や郷土人について記述された資料などの現在の保存,保管場所はどこになるのでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 御質問にありました保存場所でございますけれども,現在,土器等の埋蔵文化財であったり,あるいは古文書であったり,そういったものにつきましては中央公民館,もりや学びの里,それから市民交流プラザなどで保管をしてございます。郷土に関する刊行物,書籍等ですけれども,こういったものについては中央図書館で保存して,貸出し,閲覧等もできるような状態で管理しているところでございます。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございました。  郷土資料の,それでは記録とか台帳などはどういうふうになっているのか,お示しください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 保管している資料についてでございますけれども,こういったものはリストで管理して,どういうものがあるかというようなリストですね,リストで管理しているのが現状でございます。そのほかにも,文化財全てではないですけれども,保管に至った経緯,そういったもの,あるいは調査をしたことがあれば,そういった調査資料,そういうものを保管してございます。  また,市の指定文化財というものがございますけれども,これらにつきましては現在,市が指定しているこの文化財,直接管理しているというものはちょっとございませんで,個別にはそれぞれ,主には所有者の方々が管理していただいているということで,特にその管理記録というものはない状態です。ただ,こういったものについては,県の巡視であったり,あるいは市の文化財保護審議会委員の皆さんの巡回という機会もございまして,そういったところでの確認をしていただいているというところです。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 最近というか,ここ数十年大規模開発が進んでいて発掘された土器などがたくさん出てて,中央公民館にもありますけれども,その土器など個人で所有している方も多いようなんですけれども,その辺の記録はどうなっていますか。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) おっしゃるとおり,土器等の出土というのが過去にも多くございまして,中央公民館でも展示させていただいているところです。一部,郷州小学校にも保管していただいてというのもございます。  ただ,個人で所有されているもので,先ほど申し上げました市の指定文化財でないものについては,リストといいますか,そういったものまでの詳細は市として保管している状態ではございません。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 今,御回答をいただきますと,やはり郷土資料に関する記録台帳リストなどは,まだまだ不整備という印象を受けました。  さて,この項の二つ目の質問こそが今回のきっかけになったんですけれども,4月14日の茨城新聞の社会面にかなり大きな記事として「江戸期の俳額,誤廃棄,守谷市,市民の寄託されたもの,一茶の俳句」などという文字が目に飛び込み,多くの市民が驚愕しました。守谷市が市民から寄託されていた資料,下町薬師堂俳額を誤って廃棄してしまったという記事でした。守谷市は,江戸期に俳人の小林一茶が何度も訪れたゆかりの地であり,俳句愛好家ばかりではなく,歴史を学ぶ市民がとても誇りに思っていた貴重な資料でした。  さてそこでまず,なぜこの誤廃棄が起きたのか,その経緯を今後のためにも改めて御説明いただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 経緯をお答えする前に,大変申し訳ないんですけれども,この場をおかりしまして,お預かりした歴史的資料である俳額,これを廃棄したということにつきまして改めておわび申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。  すみません。貴重なお時間いただきましてすみませんでした。お答えさせていただきたいと思います。  経緯なんですけれども,今年2月上旬になります。先ほどお答えしたとおり,もりや学びの里において保管している文化財といいますか,いろいろなものがございました。その保管されていた部屋なんですけれども,郷土資料室という名前で使っていた部屋でございます。そこをですね,やはりお預かりしている古文書などがございまして,そういったものの収蔵とか解読というものを行う目的で,改造して歴史研究室として使用しようといたしました。その際に,保管していたものの中に破損が著しくて,民具とかなんですけれども,昔の機械化される前の農機具であったり,生活用品であったりしたものですね。そういったものもございまして,必要なものをリストから抽出して,それを移動させました。残ったものについて基本的には処分ということで,その処分の際に,御指摘の俳額がそこにあったということで,我々が保管していながら,あったというのは大変申し訳ないんですけれども,それをそのまま廃棄してしまった。保管物のリストにはなかった状態でございました。  といいますのも,この俳額は,平成30年から中央公民館2階で展示しておりました。令和元年度の中央公民館の改修工事がございまして,その際に一時的に撤去をさせていただいております。その撤去の際に,この俳額,ショーケースといいますか,ケースに入れて展示していたものなんですけれども,そのケースが取り外しの際に破損してしまったということがございました。工事完了後,当然展示に戻す予定で,その他の物品とともに搬出する予定だったんですけれども,そのケースが壊れたということがあったために,そのケースを修復して戻さなければならないということで,当時の工事担当者が別に保管をしたと。その場所が学びの里の郷土資料室だったということで,ここで連絡のミス,伝達ミス,報告がなかったということがまず1点ございまして,そのまま保管されていた状況です。  2月に,先ほど申し上げたような整理作業を行ったんですけれども,その整理作業を行った職員が,先ほどお話ししたように,その俳額があるとは思っていなかった。ただ,残っているものの照合をやはりすれば確認はできたというのは当然の御指摘なんですけれども,そういったことがなく,残っているものは廃棄するものというような認識で処分をしてしまったというのが,実際誤っての廃棄というような経緯になってございます。  その後,3月中旬になりまして,俳額を中央公民館に戻すという作業をしようとしたところ,その俳額がないという,大変申し訳ないんですけれども,ないということで,その工事担当者であったり,あるいは廃棄処分を整理した者,その他関係者から聞き取りをした結果,廃棄したというような状況が確認されたというものでございます。  大変申し訳ございません。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 教育部長の御説明でございましたけれども,部長の言葉の中に「処分」とか「廃棄」とかいう言葉が出ておりましたけれども,私がこの間,守谷市の文化財保護審議会というのを傍聴いたしましたら,要するに郷土資料に関して「処分」とか「廃棄」とかというのは大変なことで,軽々に言葉にもできないくらい惜しいと,はっきり言って常総環境センターのごみとして燃やされてしまったと,もうじだんだ踏んでも取り返しがつかないということで,保護審議会のメンバーの識者の方々の大変厳しい言葉が飛び交っていたのを私は傍聴させていただきましたけれども,この識者もいて,そういう意識を高い保護審議会があるわけですね。その保護審議会と生涯学習課,教育委員会との関係,連携はどのようになっているのか,今回のことについての審議会の見解などを含めてお話を伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 文化財保護審議会についてでございますけれども,その審議会自体のことを申し上げれば,教育委員会の諮問に応じて,文化財の保存及び活用に関する重要事項について調査審議して,これらを委員会のほうに建議していただくという役割を担っていただいております。主に市の指定文化財の指定におきまして,諮問機関としての役割というのが,まずございます。  指定については,教育委員会からの申請を受けるんですけれども,主には所有者の方から申請を受けて,あるいは審議会の中で御提案をいただいて,そういった流れで市の指定文化財にという形での所有者の方からの申請というのも当然ございますけれども,そういったものの可否を判断していただくというようなことでの内容をお願いしているところです。そのほかにも,文化財保護の年次の計画あるいは保存状況の確認,先ほども申し上げましたけれども,そういったこともお願いしていると。  今回の俳額の件につきましては,私も報告は聞いておりますけれども,例えばレプリカとか,そういったものをというような御意見をいただいているということで伺ってございます。 ◆14番(山田美枝子君) 時間が少なくなってきたんですけれども,歴史文化資料に対する対応というのは,やはり廃棄とか処分があり得ないということで,保管そして仕分けに関するルールを新たにつくるべきだという声が市民の中からも,特にその俳額を持っていらした薬師堂の近辺の方からも,今朝もちょっとそういうお電話をいただいたりしています。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。  そこで,この大事な資料というのは子供たちの財産でもあるわけですね。その有効活用,有効利用というのは,これからもますます必要になってきています。学校の授業に郷土の歴史資料を見る,体験するなどは大変重要なことだと思いますが,教育長がいらっしゃいますので,そのあたり,郷土資料に対する教育長のお考え,学校教育にどのように有効利用するか,そのようなお考えをお示しいただきたいと思いますがお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 初めに,このたびの文化財の誤廃棄ということについて,心からおわびを申し上げたいというふうに思っております。あってはならないことだというふうに感じておりますし,今後,再発防止の徹底に努めて,二度とこのようなことがないようにしてまいりたいと思います。申し訳ございませんでした。  それでは,山田議員の御質問にお答えをいたします。  郷土の資料,文化財を学校の授業等に活用する考えはあるか,そういう御質問だったと認識をしております。授業の工夫改善は年来の学校の課題でありまして,郷土の文化財や資料を授業展開に組み込むことができれば,子供たちにとって,魅力ある分かりやすい授業を提供することになるというふうに考えます。  現在,管理台帳等の整備をしているところですので,そうした資料についての整理が終わったところで,年間計画等とのすり合わせをしながら,授業への活用ができるものについては積極的に活用していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) やはり子供たちが大きくこれからも育っていく,若い世代も移り住んで来ている守谷だからこそ,今回のことは大変な問題でもあり,郷土をつくっていく上での大変貴重な資料,それはぜひ教育にも生かしていただきたい。  ここでまた再度,市長にお考えを聞きたいのですが,今後,郷土資料館の設立とか,あとまた学芸員が今現在,守谷市でもいらっしゃるそうなんですけれども,学芸員についての市長のお考えなどをお示しいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) まずもって教育長のほうからありましたように,うちの職員の不祥事によって廃棄をしてしまったことには,市民の皆様におわびをしなきゃいけないだろうというふうに思っておりますし,まさしく私は,守谷というのは,今の世代があるのは,本当にこの大地を造ってくれた筑波山,そして,そこに古代からある意味では生活をして貝塚があったりという,非常に古い時代からこの守谷という大地を構成し守ってくれた先人たちのおかげで,今という守谷があるんだろうというふうに常に申し上げているわけでございますので,そういう意味からすると,その歴史があったからこそ今があるんだということ。これは切実に多くの皆さんに知っていただかなければいけないし,まさしく山田議員おっしゃるように,この守谷に生まれて育った子供たちには,この守谷のなりわい,成り立ちというのを,しっかりと教育現場の中で教えていかなければいけないというふうに思いますし,それがやはり郷土愛につながっていくんだろうというふうに私は思っています。  本当におわびを申し上げても,取り返しのつかないことではございますけれども,またこれを機に,今までどこか,やはり文化財であったり,そういう個人が残してくれた遺作に対しての認識が非常に甘かったんだろうというふうに思っておりますし,当然その報告を受けて,すぐに今ある文化財を全部調査をして,またそういう部分がどうなっているかということも含めて,これからまさしくデジタル時代でございますので,紙で保管するというよりも,やはりデジタルで一括的に保管ができるという環境も整ってまいりましたので,写真も含めて,どういうものがどうなんだということも含めて,そういうリストを作っていくよう指示をしてまいりました。  そのほかにも,守谷で例えば絵であったりという,これは教育委員会とはまた関係ない方向でございますけれども,いろいろなものを市民の皆さんから寄贈を受けている。そのリストもやはり曖昧なままになっているということもございましたので,それを含めてしっかりと今回のこの事件を機に,整備を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 市長にもう少しお考え聞きたいんですけれども,近隣にある郷土資料館とか,近隣の市は全てそういう資料館があるんですね,守谷市にはないと。それからその学芸員ということを,やはり何人か職員の中にいらっしゃるようなんですけれども,この後,青木議員も聞く予定なんですけれども,学芸員に対する市長のお考えも,リーダーシップを取っていらっしゃる市長だからこそのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 学芸員,私の認識が違っているかも分かりませんけれども,やはり学芸員として採用して,学芸員として仕事をしていただくからには,それなりの施設であったり,それなりの資料のボリュームであったりということがないと,なかなか学芸員として採用をしてやっていただくということにはならないんだろうというふうに思っています。  まさしく今,議員おっしゃったように,例えば郷土資料館であったり,それなりのボリュームのあるようなものがそろっていれば,専門で学芸員ということを雇う必要もあるんだろうというふうに思いますけれども,今の段階ではその時期ではないというふうに思っておりますし,学芸員の知識を持った職員は現実に何人かおりますので,そういう職員といろいろの情報網を共有しながら進めていく段階かなというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 市長のお言葉を返すようですが,「時期ではない」,そうではないんじゃないでしょうか。「今こそ」,この豊かになってきた守谷,市民税の収入も上がっている今だからこそ資料館というのも必要だし,ここに住んでいる定年後のお年寄りの方の多くが口にするのが,守谷市の中央図書館は大変立派な図書館で,あの図書館がもう生きがいになっている,行き場所になっているという言葉を多く聞きます。本当にすばらしい中央図書館,あれができるときに4人の司書の方を雇って,あの立派な図書館を造ったということなんですけれども,まさに市長がおっしゃいましたように,学芸員という方の能力を生かすための自治体になるためには,やはりそれなりの資料をまとまったところに置くということ,そしてその学芸員を大いに利用して,利用というか役立ってもらうということで,守谷の中央図書館に次ぐ郷土資料館というのが,今あってもいいと思うんですね。市長は,「時期ではない」「時期ではない」と,時期というのはいつでしょうか。それは市長の決断するのが時期なので,私は守谷市の歴史を示す資料は目に見える歴史の真実でありまして,資料を見ることを自覚することで,自分のふるさとを深く知ることになります。また,それによって守谷生まれの子供たちに大きな誇りを持たせることができます。  また,本日も傍聴に来ていただいていますが,地道に研究に取り組んでいらっしゃる町の郷土史研究家の御意見も,これからはますます取り入れて,文化財保護審議会の関係も密に取り,再びこのような大きなミスが起こらないように,先人の残したものをこれからも大切にして,「今こそ」この豊かな財政でもある守谷だからこそ,そこに視点を置きまして,市長におきましてリーダーシップを強く発揮して郷土資料館などのお考えをこれから取り入れていただきたいと私は切にお願いいたしまして,発言時間があと2分になりましたので終わらせていただきますが,市長よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。
    ◎市長(松丸修久君) 郷土資料館という箱物ですけれども,私は基本的に今,小学校,子供たちの教育現場であったりというところの長寿命化ということを優先させてやっておりますので,それが一段落した後が多分時期だろうというふうに思いますので,これから四,五年はどうしても小学校というか,中学校の長寿命化という部分の箱物を修繕しながら使っていくということが一段落した上で考えられる時期なんだろうというふうに思っておりますので,「今ではない」という意味では,そういう意味での発言だと御理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) ありがとうございました。市長のお考え,そう遠からずの先,今の長寿命化の改修が済んだ後に,それを視野に入れているという言葉をいただいたということで,私の持ち時間がなくなりましたので今回の一般質問を終わりますけれども,やはり守谷のために,より豊かな文化の礎になりますことでもありますし,今回の事件をぜひ無駄にしていただきたくないと思い,一般質問にさせていただきました。どうもありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,山田美枝子君の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩をいたします。議場の換気をお願いします。                午前11時32分休憩          ──────────────────────                午前11時39分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位3番,山本広行君,登壇願います。  山本広行君。                〔5番山本広行君登壇〕 ◆5番(山本広行君) 通告順位3番,公明党の山本広行です。今回は通告に従って1点のみ質問させていただきます。今日は午後一での順番だと思っていましたので,ちょっとこのお昼前の時間に早まりましたので,皆様,お腹も空いていらっしゃると思いますので,その辺も含めて真剣に紳士的に行っていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  このコロナの渦中において,執行部の皆様には,連日にわたり市民の皆様への間断なき対応には,努めて感謝する次第であります。ワクチン接種においても,他市よりも幾分スピード感ある対応をしていただいていることにも,とてもありがたく思います。市長はじめ執行部の皆様お一人一人が,真剣に,市民の皆様への安心できる暮らしを一日も早く何とかしようと考え行動していただいている成果だと思っております。非常時であるコロナ禍ではありますが,絶えず時間は経過していまして,通常の業務も変わらず対応していくことが求められる中において,今回私から質問をさせていただく内容も,市役所としての対応はまた大変になるかもしれないと思います。しかし,その反面,市民の皆様からもこの要望に関しては,我が守谷市でも早く解決してもらいたいというお声も日に日に強くなってまいりましたので,今回取り上げさせていただきます。  通告のとおり,お悔やみ窓口創設についてです。  守谷市では,今現在も人口は微増ではありますけれども,確実に増えていまして,毎月2回発行される広報もりやの紙面やスマホアプリのMorinfoなどを確認しまして,今月は何人の方が新しく守谷に来てくれたのか,何人の新生児が生まれたのかと思い,人が増えていくことを楽しみに感じております。  しかし,日本国全体で少子化,人口減少が著しい中にあっては,当然亡くなられる方もいらっしゃるわけでありますし,御自身の親族,身内が亡くなったときは,行政上の手続も当然必要になってきます。そこで,あえて質問させていただきます。  人が亡くなられた後,死亡届を市役所に提出した後の行政手続の流れを,まずはお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 守谷市におけます死亡届受理後の遺族の手続の一連の流れについて御説明させていただきます。  死亡届の場合,ほとんどの場合,葬儀社の方から提出されてございます。その際,火葬許可,それから,やすらぎ苑の使用許可書とともに死亡届をされた御遺族の方へということで,市役所のほうで手続の一覧表をお渡ししてございます。遺族の方は,この案内をもとに後日来庁され,各自で各担当課の窓口に行き,手続をしていただいてございます。  現状では,お渡ししているこの一覧表には,国保年金課,社会福祉課,介護福祉課,のびのび子育て課,総合窓口課の5課15項目の手続について掲載してございます。  なお,どの窓口で手続をすればよいのかという御相談があった場合は,総合窓口課におきまして遺族の方から情報を聞き取り,必要な窓口の御案内をしている状態でございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 一連の流れは分かりました。  これは守谷市だけではなく,各行政手続的な手続としては大体同様のことかと思いますけれども,それでは,実際にこの窓口に来られた方,もしくは郵送でこの手続一覧表を頂いた方が,すぐぱっと見た感じ理解できる内容になっているのかというのをお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) お渡ししている書類の中に,各課それから手続の書類,それから手続の内容,それから御用意いただくものということで記載してございますけれども,なかなか自分がどの書類を用意するか,どの書類かというのはなかなか分かりづらいのかなというふうには感じてございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 書類があるのは,もちろん当然ありがたいことだと思いますし,必要なことだと思います。受理した後の流れとしては,先ほど述べていただいたように,様々な手続が発生することになります。しかも,その手続には非常に短い期限も設けられています。手続上,致し方ない部分はあるかと思いますけれども,ただでさえ身内の方がお亡くなりになって心身ともに疲弊している中で,様々な手続のため来庁して,各課に移動しながら手続を取るというのは,さらにちょっと追い打ちをかけてしまうような,心労をかけさせてしまう部分もあるかと思います。  しかも,これは市役所での手続ですので,さらに個人で考えてみると,金融機関に出向いたりですとか,あとは葬儀の御準備なども含めると,どれほど苦労をかけてしまうのかなというふうな部分があるかと思います。特に体が動ける若い方でもそうなんですけれども,残された御遺族の方が高齢者の方だったり,または障がいをお持ちの方だったりすると,なおのことかなと思います。  要するに,既存のままでは心理的ストレスが過多の中で来庁している御遺族の方を思うと,現状では,今現在ではまだまだ負担が大きいのではないかと思うんですけれども,この点についてのお考えなどをお示しいただけたらと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 遺族の方は,大切な方を亡くされて深い悲しみに癒える間もなく,死亡届の提出に始まり,健康保険や年金などについて必要な手続をしなければなりません。死亡に伴い手続は一生涯のうち何度も経験するものでないため,不慣れなものとなってございます。その心理的負担は大きいものと考えてございます。これまで寄せられた市民の要望等から,その心理的負担の要因について大きく分けて三つあると認識してございます。  1点目は,死亡時にお渡ししている手続一覧表であっても,実際に自分の場合,何の手続が必要か,何を用意してどこで手続をすればよいか。また,漏れがなく十分なものかが分からない不安がございます。  2点目が,市役所に来た上で複数の窓口を回らなければならず,そのことで同じことを話し,時間がかかるということ。  それから3点目といたしまして,それぞれの手続の先の窓口で,同じことを何回も書かなければならないということが主なものと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) ありがとうございます。もちろん,極力お手間をかけることなく手続を済ませられるようにしたいのは,人間みんな一緒かと思いますけれども,そうするとまずは,市民の方が来庁したときに窓口の一括化,つまり,お悔やみ専用の窓口デスクを開設することで,今この現状で御負担している部分を少なく効率的にしていくことで,大きく変わってくるのではないかなというふうに思います。  お悔やみ時の窓口の一括化,つまり,ワンストップサービスと言うんでしょうか,茨城県内でも幾つかの行政でもう既に開設されまして,近隣ではお隣の取手市でもこのお悔やみデスクが取り入れられまして,非常に手続が簡単になって負担が減ったと,多くの方からの評価をいただいているようであります。  そこで率直に質問させていただきます。名称は違うかもしれませんけれども,守谷市でも,このお悔やみ窓口,またはお悔やみデスク等の窓口の一本化は御検討されているのかをお聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 守谷市におきましても,予約制で,各課を回ることなく必要な手続を1か所で一度に済ませることができるワンストップサービスについて,令和4年度中の導入に向け,今年度はワーキングチームを立ち上げ,関係各課と連携のための調整を行うとともに,漏れなく案内するための仕組みや必要なシステムの導入についての検討を予定してございます。  さらに,死亡届の際にお渡ししている手続一覧表に,市役所以外の手続,不動産や車,電話等の名義変更等加えて,充実したハンドブックの発行を検討してございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 検討の方向というよりも,既に開設の方向に動いていただいているというふうな答弁をいただいたと思いますので,ありがとうございます。非常にうれしくも思います。  ただ,では実際に開設することになると,令和4年度中というふうなお答えを先ほどいただきましたけれども,具体的な時期が定まっていましたら教えていただきたいんですが,よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) ワンストップにつきまして検討の中で,新たなシステムの構築等,それから,どのような形を取るかというのも,どのような書類をどのように打ち出すかというまで検討しまして,できれば来年度早々とは考えてございますけれども,それらを含めると4月以降になってしまうのかなとは考えてございますけれども,なるべく4月からスタートできるようには頑張りたいと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) そうですね,ぜひとも年度の最初の4月から開設していただけると非常に分かりやすくもありますし,市民の皆様も非常に行いやすく,意識というか,頭の中に入れるのも入れやすくなる部分もあると思いますので,ぜひ来年度の4月を目指してお願いできればと思います。  では,お悔やみデスクを開設したとしても,窓口業務に携わっている方や職員の方も含めてとなりますけれども,開設したから,簡単になるから,窓口の対応がぞんざいになってしまっては意味がないと思います。今現在でも,今後も,御遺族の方への寄り添った対応が必要ではないかというふうに思います。  本日は金曜日であります。1週間頑張ってきた最後の日になるかと思いますけれども,ここで市長のお声をちょっと聞きたくなりました。  市長は市政方針の「信頼に応える行政経営」の中にも,市民の利便性向上を掲げていただいております。近親者を亡くされた御遺族の方のために,行政がさらに寄り添った対応が必要と私自身も思いますが,市長はどのようにお考えかをお教えください。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 本当に別れということは,思った以上に人にダメージを与えるというふうに思っておりますし,私も昨年,母親を亡くして,いろいろな思いの中でその処理をしていかなきゃいけないという環境というのは,やはり体験した人にしか分からないというのは,そのとおりだというふうに思っております。  そういう中で,煩雑な事務手続をしなきゃいけないということ,やはり非常に議員おっしゃるように,心身ともに弱っていたりする状況は想像できますので,まさしく,誰一人取り残さないというSDGsの考えの基本どおりに,一人一人の市民の皆さんに,亡くした方だけじゃなくて,やはり窓口に来られる市民の皆様というのは,何らかの形で相談に来たりということもあるんでしょうし,そういう意味では,もちろん亡くなった方だけの死亡届の後の事務的な部分だけではなくして,トータル的に市民とのコミュニケーションをうまく取りながら,その相手の気持ちになった窓口対応というのは必要だというふうにも思っておりますし,これからの窓口対応というところで,今,部長のほうからもお話がありましたけれども,まさしく亡くなった方だけではなくして,出生届,またはそのほかのいろいろなことで役所にいらっしゃっています。そういう意味では,4月から発足をさせていただきましたデジタル戦略課のほうで,いろいろな形でやはりデジタルDX,デジタルトランスフォーメーションというのは,組織の在り方から,市民サービスの在り方も含めて非常に変えていける可能性のあることでございますので,それを早急に取り入れるということによって市民サービスの向上,また,庁内の職員の働き方改革にもつながっていくだろうというふうに思っておりますので,その点も踏まえながら全体像を見て,また一人一人の市民に寄り添う形の行政体であるよう努めてまいりたいというふうに思いますので,今後ともよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 市長,ありがとうございました。市長も非常に深くお考えいただいているというふうに思います。  私も,若い頃から市役所に行って手続をするということに対しては,抵抗は特別ありませんでしたけれども,できれば手短に済ませたい,早く終わらせて次の予定に移りたいなというふうに思いながら来庁していた記憶があります。  職員の皆様におかれましては,実際に窓口でいろいろな方の対応をしているというのは大変なことも多くあるかと思います。しかし,今回,私が取り入れさせていただいた案件は,市民の方からの率直なお声でした。市民の方の御意見をしっかりと取り入れていただいて,真摯に対応していく守谷市としては,本当にすばらしい行政運営をしてくれていると思いますし,市民の方からいただいたお声というので,さらに行政運営というのは,またよくなっていく部分も相当にあると思いますので,今回私はこちらの一般質問で取り上げさせていただきました。  今回も,市長また執行部の皆様,貴重なお時間,大変にありがとうございました。これで私の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(高橋典久君) これで,山本広行君の一般質問を終わります。  間もなく正午になりますので,ここで休憩といたします。  午後は1時10分より再開します。                午前11時56分休憩          ──────────────────────                午後 1時08分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位4番,海老原博幸君,登壇を願います。  海老原博幸君。                〔2番海老原博幸君登壇〕 ◆2番(海老原博幸君) 通告順位4番,もりや清流会,海老原博幸でございます。午前中に引き続き本日4人目となり,多少お疲れの部分があるかとは思いますが,よろしくお願いいたします。  本日は,通告書のとおり,大きなくくりとして,守谷駅東口市有地の開発について質問します。要旨としては,オープンスペース工事を大和リースと随意契約するに至った経緯と考え方について,それから,商業施設建設に伴う借地料の算出根拠,オープンスペースの管理方法について,それから最後に,現在の進行状況等をお伺いさせていただきます。  まず,オープンスペース工事を大和リースと随意契約にするに至った経緯と考え方についてお尋ねします。  まずそこに入る前に,令和2年度予算で,ここのオープンスペースの工事費が2億5,208万3,000円と計上されておりました。この数字についての算出根拠を教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 当初予算の根拠といいますか,この金額については全体の維持管理費,賃料の収入と収入の7割を維持管理に充てるといったところで想定をしていました。その維持管理部分を抜いた形といいますか,その分でそこに整備費用,だから,収入と維持管理で出てくるのをトータルでちょっと相殺ができるように,市のほうでの持ち出しがないようにということで,これぐらいの整備費が出せるだろうという計算で予算を計上したということでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) そうしますと,この2億5,000万円という金額については,どちらかの業者に概算見積もりを取った価格ではなくて,逆算して,このくらいだったら費用に充てられるだろうと,そういう費用ですということで理解しました。  参考までに,3月定例月議会の全員協議会の場で,守谷駅東口市有地の利活用の進捗についてということで,ここの資金計画の概要のところの収入と支出という部分があります。ここ,最終的には6億5,400万円,それから支出が6億5,200万円となっていますけれども,ここの部分が大体相殺できるような感じでなっていますよと,そういう理解でよろしいですね。分かりました。  ちょっと補足的な質問なんですけれども,そのざっくりした価格ということは理解したんですけれども,それにしても,この2億5,208万3,000円という,この微妙な金額になった背景というのは,これはなぜなんですか。すみません,素朴な疑問なんですけれども。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) ある程度,事業者側にも概算でというところはありましたので,そういった影響からというふうに私は認識しております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ちょっと分かったような,分からないような御回答なんですけれども,本筋からは外れる内容なので,この部分はこれで終わりにします。  そうしますと,逆算して2億5,208万円という数字が出ていました。これでやれば,当初の予定,考え方からする,市の財政負担を最小限にして云々という,当初のコンセプトに合致した進め方になるだろうという形で,その金額を決めたということは理解しました。  続きまして,これからが本題なんですけれども,そういう形で2億5,208万3,000円の予算から,最終的には3月の事業契約の締結では2億8,000万円,約1割上がった形になりました。これは議会で既に賛成多数で承認されておりますが,まずここに至ったこの2億8,000万円という価格,他聞に多少聞いている話では,当初はもっと高かったことをいろいろやってこの価格に決まったということを聞いているんですが,そこら辺の推移を教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 当初,優先交渉権者として,事業者として決定をさせていただいた後,正式な形でというか,あくまで概算でございますけれども,事業者側からは3億1,000万円ぐらいの工事費の見積もり,概算見積もりというんでしょうかね,それぐらいの価格での費用の見積もりということで上がってきております。  その後,ワークショップなども開催をして様々要望が出ていました。ドッグランみたいなものであったり,あるいはバーベキュー施設であったと。そこで要望が出てきたものを,これもあくまで詳細設計ではないので概算で積み上げて,要望全部入れてですね,それで概算で示されたのが,約3億8,000万円程度の額になっているんですね。  そこから,海老原議員の前の多分一般質問でも,これ管理面とかあまり使い勝手よくないんじゃないというような御指摘もいただいたかと思うんですけれども,噴水の広場であったり,あるいは階段の芝の部分であったり,その辺も含めて調整をさせていただいて,今度は事業者側には,概算ではなくて,ある程度の詳細設計を見積もってもらったのが2億8,930万円という形で,この額が補正予算として上げさせていただいた額になります。  その後も調整も含めて,正式な3月に仮契約をして,4月に議会に上程させていただいた額は,若干そこからまた下がっていまして,これが契約額ということになりますけれども,2億8,152万9,600円という形,そういう流れでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 詳細な説明,ありがとうございました。  最後に,2億8,930万円から若干下がっていますよね,最終的に。それはなぜなんですか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君
    市長公室長(浜田耕志君) カラー舗装だとか舗装の見直しによるものと。そこに企業努力的なものも若干入っているのかもしれませんけれども,私が聞いている範囲では,舗装の見直しというところで聞いております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。そうしますと,そういう経緯で最終的な価格になったのは理解いたしました。  当初の質問に戻るんですけれども,そうしますと,こういう経緯で今に至っているのは理解したんですが,どの時点で随意契約にしようという判断をされたのか,その考え方をもう一度御説明お願いします。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 具体的に概算の見積もりではなくて,具体の詳細設計後,金額でいうと2億8,930万円ぐらいの金額のやり取りをしていた中で,その時点で判断をしたという状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。  その時期は大体いつ頃だったでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) すみません。詳細な時期まではちょっと記憶にはございませんけれども,昨年のいつ頃でしょう。2月,1月,仮契約を締結したのが3月31日ですから,その何か月か前というぐらいではないかと思っております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) そうしますと2020年の後半ぐらいだったという理解でよろしいですかね。今2021年6月で。はい,了解しました。  そうしますと,当初,逆算して2億5,000万円の予算が,最終的に約2億9,000万円になりました。4,000万円ぐらいの差があります。それを,最終的には随意契約で許容をしたというところになると思うんですけれども,当初,一番初め,冒頭に戻りますけれども,2億5,000万円というのが,いわゆる逆算して持ち出ししなくて済む額ですよねというふうに決めたと思うんですけれども,そこから4,000万円上がっても,それを許容した理由を教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 令和2年度の事業で,いわゆる当初想定していたのが,国の補助金が4割で想定をしておりました。その中で,あれは立地適正化計画に基づく都市構造再生集中支援事業に当てはまるということで4割から5割になっているんですね。その分を多少見込むということ,それから,これから維持管理,運営の部分というのが出てきますので,そこで十分調整はできるだろうという判断をしたところでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。一応,確認をさせてください。  今,御説明いただいた立地適正化計画を策定したことにより,工事費の5割まで認めてもらえる社会資本整備総合交付金の都市構造再編成集中支援事業に該当するということでよろしかったと思うんですけれども,そうしますと,この4割とか5割というのは,要はオープンスペースの工事費に係る費用の4割が助成金でもらえる,補助金でもらえる,あるいは5割までもらえると,そういう理解でよろしかったですね。そういうふうに理解いたしました。  最終的には,そうしますとこの補助金で5割までもらえる段取りがついたんで,この約2億9,000万円でも十分財政負担を最小限にして運用できる段取りがついたという判断をされたということで理解しましたが,念のためなんですけれども,そこで,前回の県の方のそういう団体に相みつを取ったということだったんですけれども,そこで競争入札にしなかったというのは,その競争入札という判断も一つあったと思うんですね,それをしなかったのは,どういう理由だったんでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 茨城県の建設技術公社というところに,見積もりというよりも公共工事の設計,積算をお願いして,額をはじいてもらったというところでございます。技術公社による積算額が3億4,287万円という額になっております。  その随意契約,当然価格の面での有利さというところ以外にも,随意契約の考え方というか,随意契約と判断した理由は,価格面,あるいは工事の期間の短縮,当然,事業者側の施設と同じ同一敷地で広場の整備をするということになっていますので,一体的に関連をした工事を同一業者にお願いをすることによって,工期,価格,あるいは円滑に工事の調整取り合い等々も含めて確保できるだろうということで,相対的に判断をしたということでございます。  当然,地方自治法の施行令で随意契約による場合というのが定められていますので,そこに照らして判断をして,契約をさせていただいたということでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 分かりました。念のために確認させてもらいます。  今回,優先交渉者に大和リースが決まったわけですが,このことはあくまでも商業施設の優先交渉者であって,オープンスペースについてはそうではないですよね。オープンスペースもそうなんですか。分かりました。ちょっと私,それは,そういうふうには認識していませんで,今回の入札にした方,他社がオープンスペースについてはどういう考え方を持っているのかと聞いたときは,それはあくまでも市のほうが開発を行うので,我々は何か相談があれば対応するけれども,我々がやるという認識は持っていませんでしたという理解だったので,そうなんだろうなというふうに理解していました。  また,ちょっと今日持ってきていないんですけれども,ある資料で,オープンスペースについては市の負担でやりますというような形でなっていたので,必ずしも工事を大和リースに,優先交渉者である大和リースに発注しなくちゃいけないという根拠にもならないというふうに理解していたので,そういうふうに質問させてもらったんですが,それではもう1回確認させていただきますが,その優先交渉者が大和リースに決定したことによって,オープンスペースの工事も,必然的に大和リースに決定したということでよろしいですか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 優先交渉権者として提案を受けて決定したのは,施設の側とオープンスペース側を一体的に提案をいただいて,審査をして決定をしています。工事,整備ということになりますと,そこはもう議員おっしゃるとおりです。  公募の要綱でも,優先交渉権の事業者に工事委託をするか,あるいは,市の方で発注をするか,そこぐらいまでしか記載はしていないです。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。そうしますと,確認ですが,選択肢としては,そのオープンスペースのほうも競争入札で他社に見積もりを取るということは,物理的にはできたという理解でよろしいですね。はい,分かりました。そういう経緯で,最終的に2億9,000万円弱で大和リースに工事が発注されたということで理解しました。  続きまして,2番目の商業施設に伴う借地料の算出根拠についてお尋ねいたします。  こちらについても,3月定例議会の全員協議会で御説明にしていただいた資料の守谷駅東口市有地の利活用の進捗についての中で,地代の年額が1,680万円,月で140万円という金額になっております。  こちらについては,どういう経緯でこの金額に決まったか,お尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) これは事業者側の提案の額です。月額215円での提案を受けた額になります。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 215円というのは,平米当たりということでよろしいですね。はい,分かりました。  そうしますと,逆算するに当たって,この数字というのも市側の収入ということですので,大切な数字になると思うんですが,これを基準に全ての物事を判断しているとは思うんですけれども,現実問題として,今般,アワーズもりやの立体駐車場の賃料,こちらも平成3年4月から当初の賃料,金額は差し支えあると思いますのでちょっとはしょりますが,53%減という形で4月から実施されております。  コロナ対応でいろいろな世の中の変化があって,これはこれで仕方がないことだとは思うんですが,この商業施設の地代に関しても,今後こういうことは十分に起こるとは思うんですが,市側としてそういう場合どういう対応を取るのか,お聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 今,具体的にどうこうというところまでお答えはできませんけれども,その状況によって事業者側との協議という形になろうかと思います。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。当然,今の時点でどうこうは言えないと思うんですが,これまでの経緯を考えると,仮に建物を建てました,中に入る業者が,テナントが抜けました,維持管理が大変できなくなりましたというようなことがあると,当然賃料についての相談が発生するかと思うんですね。  そういうところで,この収入と支出を換算して2億9,000万円という金額が出ていますけれども,今後30年間でこの数字どおり行くかどうかというのは,必ずしも保証できるものではないということですよね。そういう理解でよろしいですね。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 現時点ではそういうふうに認識をしております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 続きまして,3番目のオープンスペースの管理方法についてお尋ねをいたします。  まず,こちらのオープンスペースの管理方法について,この管理費が年間1,176万円,月で割ると98万円という数字で算出されておりますが,この金額についてはどういう背景でこの金額を算出しているか教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 先ほども少し触れさせていただきましたけれども,収入の7割を上限として維持管理費に充てるということから,月額140万円ですから98万円,これが上限ですという考え方をしております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) これも逆算ということですね。  そうしますと,98万円できちんと維持管理できるかどうかというのはまだ分からないと,やってみないと分からない部分が多分にありますよということだとは思うんですけど,現実的に市の感覚としては,この98万円で常に,例えば雑草が生えないで噴霧器ですか,施設としてちょっと大きなものがあるのは,そこをきちんと維持管理ができるだろうと今のところ考えているという理解でよろしいですか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) そういう想定,これから具体的にその維持管理,運営に関しての協定を結ぶことも予定をしております。実際,どの程度の経費がかかるかというところも詰めさせていただく予定であります。ですが,この額で十分管理はできるだろうというふうに見ております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 今後,協定を結ぶということなんですけれども,今後この管理者をどういうところと契約を結ぶ予定でいるのか,今のお考えを教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 維持管理部分ですね,清掃であったり,植栽の管理であったりといったところについては,事業者が中心となって行っていただきたいというふうに思っています。維持管理についても,やはり施設側と一体的に管理をしてもらったほうが,ここも間違いなく効率的であろうというふうには思っていますので,事業者中心となってやっていただくということを想定をしております。  ただ,運営のほうですね,スペースのほうの運営側,これについては今,協議会を立ち上げて,そこで運営管理も含めた形でお願いできないかなというところを今,準備を進めているというところでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ちょっと言葉じりの確認なんですが,管理は業者にしてもらうのが一体的でいいんじゃないかと,これ,「管理」というのは,大和リースのほうで管理してもらうということでよろしいですか。その下に,運用,実際には,そういう草刈りとかするような業者に入ってもらってと,そういうような流れになると,そういう理解でよろしいですね。はい,分かりました。そういう流れで今後管理していくよというのは理解しました。  最後,4番目になります。現在の進行状況についてお尋ねします。  まず,あの商業施設のほうなんですけれども,テナントの募集状況,幾つのテナント数を募集して,今それぞれどういう状況になっているのか教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 今後,施設側のほうのテナントのリーシングの状況により,内部の区画の変更というのは,変更の可能性というのはあるのかなあというふうにも思いますけれども,現在の計画でのテナントの区画数が,18区画を予定をしているということでございます。  テナントの募集状況ですけれども,やはり新型コロナウイルスの影響によって,特に飲食関係,これは非常に厳しいというふうに聞いております。ただここへ来て,医療関係なんかの引き合いは出てきましたよという話,報告を受けております。  それから,現状,正式に契約を結んでいないので確定という話にはならないのかもしれませんけれども,子育て世代のママさんたちを対象とした託児スペースとワーキングスペース,これが一体となったママスクエアというところが今,入居を予定していると,そういう状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ママスクエアについては,当初からそういうものが入るというふうに話は聞いていましたが,念のためちょっと繰り返しになりますけども,18区画あって,まず正式な契約に至っているのはゼロですよと。話は幾つかあるけど,多少風向きは変わっているけど,厳しい状況には違いないというような状況だというふうに理解させてもらいます。  そうしますと,非常にまだまだ先が長い話かと思うんですけれども,先ほどからちょっと使っている進捗状況の資料によりますと,今後のスケジュールで,令和3年6月工事着工という予定にはなっておったんですが,この工事というのがオープンスペースのことなのか,両方なのか,そこはどういうもともとの予定だったんでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 6月末日に工事に着手するというのは,オープンスペースのほうの整備工事ということでございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) そうしますと,オープンスペースが先行してできて,商業施設はいつ頃の予定なんでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 現在の予定では,8月上旬,8月頭には施設側の工事に着手できるだろうというふうに報告を受けております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) そうしますと,あと2か月間で,ある程度テナントの契約が決まってくるだろうというふうに読んでいるという理解でよろしいですか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 当然その施設の工事着手前に全て区画が埋まっているという状況であれば,非常にありがたい話ですし,うれしく思いますけれども,やはりなかなかそうではないかもしれません,この厳しい状況を見るとですね。ですから,施設のほうの工事にしても8月に着工したとしても,そんな,何だろう,難しい施設ではないですから,多分8か月,9か月ぐらいだと思います,工事期間は。その中で引き続きしっかりリーシングをしていくということになるんではないだろうかというふうに思います。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 分かりました。  一応今のところ8月というところで理解しましたが,念のため確認させていただきたいんですけれども,それがなかなかテナントが決まらない,工事がずるずる遅れますということも,ないとも言い切れないと思うんですね。そうした場合,その大和リースとの契約というのは,いつまで待つ,いつまで大和リースでやってもらう,ずっーと5年も10年も待つということもあり得るのか。それともある程度期間が切れるのか,そこら辺はどういう考え方なんでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 既に基本協定を結び,事業契約を結んでおります。これから近々に工事着手に入る,8月頭には入るということですから,これは事業用の定期借地,公正証書で結ぶ必要があります。ですから,そこまでは固めないといけませんし,ですからこれが何年間も引きずる,引っ張るというつもりは想定しておりません。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 分かりました。  そうしますと,その契約を結んで最大どのくらいまでは工期が遅れる,工事が遅れるというふうに把握しておけばよろしいでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 工事の遅れも想定はしておりません。今はもう建築確認申請の準備に入っていますし,工事が着手されれば,地代の半額は賃料として収入を見るということになりますので,工事期間中は半額という想定をしていますから,そこからも賃料が,賃料といいますか地代のほうが発生すると,そういう認識でおります。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) すみません。ちょっと私の質問の仕方が悪かったかもしれませんが,もう工事は8月以降に遅れることはないということですか。            〔「分かってるだろ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 現時点ではそういう認識をしております。
    ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) すみません,今,市長からもお話ありましたけれども,分からないから私聞いていまして,どのくらいまで遅れるのか,可能性の話を聞いています。  我々はあそこの近くに住んでいます。いろいろな方から質問されます。いつできるんだ,いつできるんだと,いい悪いは別にしてね。私はその都度,まだ分かんないんですよねって言いながら回答しています。実際に使われる人は,あそこ広場のほうがいいやと思っている人が圧倒的に多いんで,まだ使えるのねという回答なんですけれども,実際に私自身は8月に着工できるのかなという,ちょっとクエスチョンマークで今の回答を聞いておりました。  しかしながら,先ほど来の御説明いただくと,契約をした以上,そんなに長く工事が着手できないことはないよと。そういう理解をしているんですが,それがそんなに長い期間というのが1年なのか,2年なのか,3年なのか,そこら辺の感覚だけでもいいから教えてください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 感覚と言っても,私,個人的にももうここまで進んできていますので,これ以降多分工事が遅れるというところは想定はしていなくて,当然これからコロナの影響がまたあったり,その他予測不可能な部分の何らかが発生をするだとかとなれば,また違うのかなというふうには思いますけれども,これ以上何らかの形で遅れるということは,想定はしていないです。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) これ以上質問をしても,ちょっとらちが明かないと思いますので,質問はこれぐらいにさせていただきます。  以上,今までいろいろ質問させていただきました。全てが数字を逆算して何とか帳じり合わせた数字で,これで行けるだろうというふうに踏んでいると。しかし,この地代についても,当初からこの金額が入るかどうかも今のところ分からない。工事についても遅れることは想定していない,あくまでも想定,想定という形で全てのことが進められているような気がして,そこを非常に危惧しております。  我々,できないことをできるというつもりはなくて,コストについてだったら,コストをきちんと一番最善の方法を取って安いコストを取る。全てそういうことをしていかないといけないんじゃないかなというふうに思っています。そういう部分では,進め方について,非常にこう疑問に残るところが多々あります。  守谷市の財政もそんなに余裕がないというのは,年度来,幹部の方からも聞いております。予算時に総務部長のほうから,各セクション予算を5%カットするようにというような指示を出しているというようなお話も承りました。とはいっても,その5%削減できるところ,できないところ多々あります。できないところをやれというのはできないし,やっぱりこういうコストが削減できそうなところをきちんと押さえてやっていく。これが一般企業であれ,市政であれ,同じことなんじゃないのかなというふうに思います。今後,将来に向けて財政の健全化を維持し,また次の世代にきちんとした市政をつなげるような形で運営をしていただきたいと思っております。  以上をもちまして,私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,海老原博幸君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩をします。                午後1時50分休憩          ──────────────────────                午後1時58分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位5番,青木公達君,登壇を願います。  青木公達君。                〔13番青木公達君登壇〕 ◆13番(青木公達君) 通告順位5番,青木公達でございます。よろしくお願いいたします。  今回の通告した質問は,最初に,ヤングケアラーを孤立化から防ぐためにはということと,2番目として,守谷市の学芸員の役割は何かという2点でございます。  まず,ヤングケアラーについてお尋ねいたします。私自身が「ヤングケアラー」という言葉を認識したのはつい最近のことなので,私自身の勉強という意味も含めて質問させていただきますので,よろしくお願いいたします。  今年4月13日付の朝日新聞の朝刊の第1面に,ワクチン高齢者接種開始や松山マスターズ勝利の記事とともに,家族の世話を担う子ヤングケアラー,中高生の20人に1人,厚労省初の全国調査という記事が掲載されておりました。  当日の主要なマスメディアは,大きな枠を取ってこのニュースの取り上げておりました。朝日新聞の記事には,大人の代わりに家事や介護といった家族の世話を担う子供ヤングケアラーが中学,高校生でおよそ20人に1人いることが,厚生労働省の12日に発表した初の全国調査で明らかになりました。世話に割く時間は,1日平均4時間に及び,学校生活や進学を諦めるなど,将来に大きな影響を及ぼすのではないかと心配する声が出ていると記事にはありました。また,ヤングケアラー自身の体験談として,誰にも相談できず,支援もないまま孤立していくとも記載されておりました。  厚生労働省は,法令上の定義はないが,家族や兄弟の世話,家事,労働など,本来大人が担うような役割を無償で日常的にしている18歳未満の子をヤングケアラーと見なして,そう定義づけております。家族の病気や障がいが理由でケアを必要とする場合だけでなく,今回の調査は幼い兄弟を世話する場合も含めたとありました。  調査の中身を見ていきますと,この調査は,厚生労働省と文部科学省の両省が公立中学校と全日制高校の2年生を対象に調査した結果だということでありました。  それによりますと,「世話をしている家族がいる」と答えたのは,中学生で5.7%,高校生で4.1%,すなわち20人クラスで1人,40人クラスで考えると2人の割合でいることになっております。  それと一緒に,頻度について,半数近くが「ほぼ毎日」と答え,時間については「3時間未満」と答えた者が一番多かったのですが,中には「7時間以上」と答えた者も1割おり,「精神的にきつい」と答えた生徒も1から2割の割合でいたそうでございます。  また,世話の対象については,「兄弟の世話」が中学生で61.8%,高校生では44.3%,「父母の世話」が中学生で23.5%,高校生は29.6%,「祖父母の介護」も1から2割いたとのことでした。  そこでお尋ねしますが,守谷市としてヤングケアラーに関する実態調査を行ったことがあるか。もしある場合には,その結果をお示しください。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長(椎名恵美子君) お答えいたします。  ヤングケアラーにつきましては,先ほど議員がおっしゃったとおり,法令上の定義というのはございませんが,一般的には,本来大人が担うと想定されております家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の児童とされております。  そのような状況の児童につきまして,これまでのびのび子育て課での実態調査というものは行ってございません。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  教育委員会におきましても,ヤングケアラーの実態調査は行っておりません。  学校では,教師による日常の観察や面談,いじめ認知の調査,またさらには長期欠席,不登校の状況報告,生活アンケートなどから配慮の必要な児童生徒の状況を把握している。そのような状況でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 今のお二人の回答としては,具体的な方法でやっていないと,ヤングケアラーそのものについて,やっていないということだと思います。  これはネット情報ですけれども,私が調べた中では,2015年に南魚沼市で,これは教職員の調査をしております。271人回答して,回答率が60%ということでした。これが最初の調査で,次にやったのが2016年の藤沢市,これも公立小中学校の教職員にアンケート調査をしたそうです。これは1,812人にアンケート調査をして,1,098人の回答を得たと。この1番目と2番目ははっきりしているらしいんですけれども,次の小平市の情報があるんですけれども,これが3番目なのかはちょっと分かりませんけれども,ほかにもやっているところがあるか分かりませんけれども,小平市で,これは2018年ですね,インタビュー形式の調査で,やっぱり教職員とそれにスクールソーシャルワーカーの10名に対面でインタビュー調査をしたとあります。  それと,一番新しい情報だと2021年6月17日ですので,来週から,6月17日から6月30日の予定で,これはさいたま市で市内の小中学生3万4,000人に対してアンケート調査をやる等の記事がインターネットに載っておりました。  南魚沼市とか,それから藤沢市,5年以上前の話ですけれども,この2市がどうしてこういう調査をしたかというと,多分,これは想像ですけれども,このヤングケアラーに最初に注目したのはイギリスで,これもネット記事ですけれども,1990年代の初めからこの言葉が使われ始めて,イギリスで調査を開始したということなので,多分こういう情報をこの2市の,特に南魚沼市の関係者,教職員か分かりませんけれども,関係者が入手して,取りあえず教職員にちょっとアンケート調査か何かしてみようということでやったのが始まりだと思います。  御存じのように,先ほどの2か月前に新聞に載った厚生労働省の調査結果が載ってからというもの,結構いろいろなところでこの問題が取り上げられて一般化していますけれども,その前にこの「ヤングケアラー」という言葉,それと「ケアラー」そのものの言葉自体もよくあまり知られていなかった言葉だろうというふうに私は思っていますけれども,私だけなのか,いずれにしてもその辺はよく分かりませんけれども,一般的な言葉ではなかったろうと,最近になって一般化してきたんだろうというふうに思っております。  いずれにしても,守谷市ではそういう話を,教育委員会としては,その類似するような調査はしているけれども,ヤングケアラーに焦点を合わせた調査はしていないということでしたので,そういうことを前提にしながら質問を続けたいと思います。  今回の調査では,家族を世話している子供の5から6割が,「自分がしている世話について相談した経験がない」と答えております。相談しない理由は,「誰かに相談するほどの悩みではない」と思っているのが最も多く,「相談しても状況が変わるとは思えない」が2割もいたそうでございます。そのようなヤングケアラーとして認知される子供のうち,自分がヤングケアラーという定義に当てはまるのかと聞いてみたところ,「当てはまるだろう」と自分で認識,自覚しているのは,中学生で1.8%,高校2年生が2.3%しかいなかったということでありました。  では,これは一体何を意味しているのか。ヤングケアラーを議論する上で非常に重要な数字,ポイントになってくると私は思っております。  私が子供のときみたいに大昔の話ではなくて,私の感覚では,つい最近まで家の用事をやったり,兄弟の面倒をよく見ている子供などは,家のお手伝いをよくする大変お利口さんとして近所から褒められ,学校で褒められるのが普通の在り方だったと思います。それが今は,家のお手伝いをするという頻度が大きく変わってしまったようです。  以前は,親たちが忙しいので,お手伝いは子供たち自身の時間の中で空いた時間を割いて行っておりましたが,現代のヤングケアラーたちは,大人の代わりに家事や介護に費やすお手伝いの時間はほぼ毎日,平日1日平均約4時間,さらに1日に7時間以上のお手伝いをしている子が1割強いるという現実に対して,本人はもちろんのこと,周りの大人たちも,その変化や異常さに気づいていないということを,先ほどの数字は表しているのではないかと思います。  特に,独り親世帯では,1人で親の介護や兄弟の世話などを担う割合が高く,宿題や勉強の時間が取れないとの回答が多くあったそうです。そのような家庭での福祉サービスの利用は,1割を下る実態もあるそうです。  このようなヤングケアラーたちは,学校を欠席がちになったり,学校に行かなくなったりというよりは行けなくなったりと,学業や進路への影響を受けることになります。そして相談する相手もなく,しかも,本人が当たり前のようにお手伝いをしているので,問題が問題として認知されておらず,適切な支援につながることもなく,これが問題なんです。次が問題なんですけれども,同世代からも孤立していくという大きな問題を抱えるとともに,悪循環に陥ることになります。それが先ほど触れましたように,ヤングケアラーとして認識されるだろう子供たちのうち,僅かに中学生で1.2%,高校生で2.3%しか,自分たちが置かれている環境に気づいていない大きな理由になっているわけでございます。  この悪循環を断ち切るために,国では,文部科学省と厚生労働省が連携して事を進めようとしておりますが,守谷市でいえば多分,教育委員会保健福祉部だと思うのですが,先ほど調査を行ったことはない,行ってはいないという御返答をいただきましたけれども,今のヤングケアラーという説明をお聞きになって,それぞれの部署でヤングケアラーということを考えた場合に,どのような課題が今の時点で考えられるのか。もし見えてくるものがありましたら,御教示をお願いしたいと思います。まず,教育委員会のほうからよろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  議員がおっしゃいますように,もしケアラーを,大人が担うと想定されている家事ですとか家族の世話など日常的に行っているお子さんと捉えれば,それだけで捉えれば,守谷にも少数ではありますが,そうしたお子さんはいるというふうに認識をしております。  しかし,そのケアが原因で不登校になっている児童生徒,また,学業,進路に影響が出ている児童生徒はおりませんし,そうしたお子さんを出してはいけないということが,大前提であるというふうに考えております。それを踏まえた上で教育委員会としての課題を申し上げます。  何といっても,やはりヤングケアラーの早期発見,早期対応であります。議員からも御提示していただきましたけれども,魚沼市はじめ,まだ若干の市町村でしか意識調査が行われていないというような状況,調査も含めまして,教員にとってはまだまだ認知度が低いということ。さらに,子供たちにとっては自覚をしにくいということ。さらには,家庭内のデリケートな課題であることなど,非常に表面化しにくい,まさに議員御指摘のとおりであります。  まずは,教職員に対して,ヤングケアラーの啓発研修を行うことですとか,また,どんな悩みでも,児童生徒はそれを打ち明けられるような雰囲気を,まず学校で醸成することが大切であるというふうに考えております。  特に今年度からスクールソーシャルワーカーを,教育委員会で業務委託し始めました。スクールソーシャルワーカーは,御案内のとおり,まず相談ではなく,問題の背景にある生活環境を調整したり,関係機関をつないだりすることができる非常に専門性の高い役職であります。そうした働きをすることができます。したがいまして,ケアラー支援には大きな役割を果たせるというふうに考えております。  教育委員会としては,これからもヤングケアラーをはじめケアの必要な児童生徒の早期発見,早期対応に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) すみません。次に,保健福祉部のほうから何かありましたらお願いします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長(椎名恵美子君) お答えいたします。  保健福祉部におきましても,教育委員会と同様,課題につきましては,重い責任や負担を負ってしまっている児童の早期発見,そこに努めることが最優先であるというふうに考えました。  先ほど議員の話にあったように,幼い頃から家族の介護というのが日常にあって,子供自身がその状況に気づいていないとか,周囲に悩みを打ち明けることができないなど,やはり表面化しにくい面があるということを先ほどのお話で重々身にしみております。これは,やはり家庭内のデリケートな問題であるということもあるので,慎重な対応というところが求められてくると思っております。  福祉部門の関係機関につきましても,研修とか,あとは学ぶ機会などを設けまして,ヤングケアラーについての認識と,それから支援が必要な児童を早期に発見できるように努めたいと思います。そして,学校やスクールソーシャルワーカーからの情報提供による支援を必要とする児童につきましても,子供自身の思いを尊重しながら,適切な支援につなげていければなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。今,教育委員会と福祉福祉部のほうから御意見を伺いましたが,私もよく分からないので,取りあえず保健福祉部教育委員会の名前を挙げさせていただきましたけれども,ほかに考えられる関係するような部署というのが,もしありましたら,ちょっと教えていただけますか。誰もいなかったら,そのまま続けますけれども。                〔挙手する者なし〕 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 急だったので出てこないのか,ないのか,ちょっと分かりませんけれども,取りあえず教育委員会保健福祉部からの御意見はいただきました。  いずれにしても,教育委員会,教育関係と保健関係というふうにまたがっているということは,多分いろいろなところに影響を持っているんだろうなというふうに思っております。今お二人から共通している御意見というのは,早期に発見するんだというお話がありましたけれども,実は早期に発見するということが一番難しい問題で,多分一番頭を悩ますところだろうと思うんです。  というのは,子供たちの相談窓口とか何かをちょっとネットで調べたら,厚生労働省また教育委員会,文部科学省を見ますと,例えば児童相談所の相談専用ダイヤルとか,24時間子供SOSダイヤルとか,子どもの人権110番とか,そういうものがずらっと並んでいるんですけれども,大体がここに関わる子供というのは,問題を起こした,問題を起こしそうな子供なんですね。  ヤングケアラーというのは,私のイメージかも分かんないけれども,表面的には非常にお利口さんなんですよ。問題を起こさないだろうなと思われるような子供なんですよ。そういう子供たちが,先ほど言った児相とかほかのところの機関に世話になるかというと,多分,すれ違っているんじゃないかというように私は思えてならないんですね。  いかにそこで,そういう状態の中でヤングケアラーに値するというか,定義づけられているような子供を見つけ出すというのは,やっぱり日常接しながら見ていくとか,後でちょっと例として挙げさせてもらいますけれども,そういう内容の状態なので,やっぱり大人たちがよく気を配って見てあげていないと,子供たちは自分からは進んで,うちはこうなんだよとは言わないだろうと。そこのところをやっぱり大人一人一人が子供を見るときに,子供の目線で何か異変がないかどうか見てやるというのが大事なんだろうなというふうに思っております。  それで,そのような子供を見守っていくというのか,そういうふうにヤングケアラーに特化したもので見ていくということでちょっと参考になるのが,ケアラー支援条例というものが埼玉県,これは最初に埼玉県でつくられたんですが,ケアラー条例というものを成立させました。その後に,今年3月に北海道栗山町,それから,5月に,先月ですけれども,三重県の名張市で成立させました。  内容的にはほとんど同じなので,三重県名張市の内容をちょっと紹介しますと,まず,条例制定の目的として,「ケアラー支援に関する施策の基本となる事項を定めることにより,全てのケアラーが自分らしく,健康で文化的な生活を営むことができる地域社会の実現に寄与すること」を挙げております。だらだらと書いてありますけれども,要するに,ケアラーという人たちを地域社会で面倒見ていくんだよということだと思います。そのケアラーそのものの定義とは何かということで,「ケアラーとは,高齢,身体上または精神上の障がい,疾病等により援助を必要とする親族,友人その他の身近な人に対して,無償で介護,看護,日常生活上の世話その他の援助を提供する者」をケアラーと称しています。  ヤングケアラーとは,そのケアラーの中で18歳未満の者をヤングケアラーとしていますと。あと,その定義としては,関係する機関として,介護,障がい者及び障がい児の支援,医療,教育,児童の福祉等に関する業務を行い,当該業務を通じて日常的にケアラーに関わる可能性がある機関を関係機関として定義づけております。  また,同じ条例の中で,今度は市の責務そして,介護,障がい者及び障がい児の支援,医療,教育,児童の福祉その他ケアラー支援に関する制度について,各制度間の連携を図りながら,ケアラー支援に関する施策を総合的かつ計画的に実施するとともに,施策の推進に当たっては,市民,事業者,関係機関等と相互に連携を図るとうたっております。  要するに,このケアラー支援条例の中での定義の中で,市は,いろいろなケアラー支援に関する制度があるけれども,それらの制度間のちゃんと連携を図るのが行政の仕事であって,役割であって,その施策を総合的かつ計画的に実施するのですよというようなことだと思います。また,関係する機関の役割として,業務を通じて日常的にケアラーに関わる可能性がある立場にあることを認識し,要するにケアラーと称される人たちと頻繁に交わる可能性があることをちゃんと認識して,関わりのある者がケアラーであると認められるときは,当該ケアラーの意向を尊重しつつ,ケアラーの健康状態,生活環境等を確認し,支援の必要性の把握に努めるとしております。要するに関係機関は,そのケアラーの健康状態や生活環境等を認識して,支援の必要性の把握に努めなさいということなんです。  その中でもう一つ書いてあったのが,学校等や教育関係機関の役割として,業務を通じて日常的にヤングケアラーに関わる可能性がある立場にあることを認識し,これは関係機関あるいは人の役割というのは同じ文章を書いてありますけれども,関わる可能性がある立場にいるんだよと。それをちゃんと認識して,関わりのある者がヤングケアラーであると認められるときは,教育の機会の確保や状態,健康状態,生活環境等を確認し,支援の必要性の把握に努めなさいというふうに書いてありました。  今回の私の質問は,ヤングケアラーに関してがメインでございますので,ヤングケアラーに関する質問を続けたいと思います。  次に,教育長にちょっとお尋ねしたいのですが,ヤングケアラーに関する調査をしていないという守谷市の実態とか,これは最近の話なので仕方のないことだろうと思うんですけれども,名張市の学校等や教育関係機関の役割の規定などを話してきましたけれども,これをお聞きになって,教育長としてはどのような考えを持ったか,感想をお聞かせいただければと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 青木議員のほうから,ヤングケアラーの問題が提示をされたわけですけれども,いろいろなところのアンケート調査の結果等についても今,いろいろお知らせをいただきました。  ただ,守谷において同じような形の現実があるかどうか,そこのところは,必ずしも議員が述べられたような形のアンケートをもしやったとしても,そのアンケート調査の結果が出るかどうか,その辺のところも慎重に吟味をしていくということが大事かなというふうには思います。  ただ警鐘として,お示しをいただいた数字的なもの,データ,そういったものを警鐘として捉えて,先回りをしていろいろなものを,子供に対するいろいろなことを先回りをして考えていく,あるいは制度として何かをつくっていく,そういったことができるとすれば,ヤングケアラーにならないで通常の生活を。通常という言葉はちょっとまずい言葉かもしれないので取り消しますけれども,普通の生活をするような形ができるかもしれません。そういう意味では,警鐘として捉えて,教職員の意識の啓発も含めて,あるいは家庭との連携関係の構築見直し等も含めて,何かヤングケアラーを出さないような形の学校としての取組を進められればいいなということ,今,感想として持ちました。  私も青木議員と同じ世代だと思います。ヤングケアラーというようなこと初めて聞いて,実は驚いているところもありまして,おっしゃるとおりで,私の小さい頃もよく手伝いをしたり,それから兄弟仲よくいろいろなことをやったりというようなことがありましたし,それがその定義に当てはめれば「ケアラー」というようなことになるのかもしれませんけれども,家庭の中のいろいろな関係の中で出来上がったその役割分担というようなこともあるかもしれませんし,一概にケアラーというような形でくくっていくということも,現実の問題としてはどうなんだろうなという,そういうちょっと素朴な疑問も持ちましたので,今後こちらでもいろいろ検討しながら,研究もしながら,一人一人の子供たちが幸せな学校生活を送る。そして,家庭生活を幸せに送れるような,そういったことに対して教育委員会あるいは学校としてできるだけの援助をしていきたいなという,そういう思いは持ったところであります。  以上,感想で申し訳ありません。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 正直言いますと,もう少し積極的な御意見がいただけるかなと思って期待していたんですけれども,やっぱり同年代の男性だと,現時点で答えられるのはその程度かなというように妙に納得しているところがあるんですけれども,ただ,この問題は,いろいろなところで表面化した後では,相当抑え込むのは,抑え込むという言葉はおかしいかも分からないですけれども,対処するのに,またすごい時間がかかるだろうと。  今,教育長がおっしゃったように,非常に各家庭に踏み込んでいかなくちゃいけない部分もありますので,ですから調査自体も,私も非常に難しいだろうとは思っています。思っていますけれども,だからといって,その調査や何かを手をこまねいて何もしないというのはどうなのかなと,教育長がおっしゃっていることは分かりますけれども,プラスもう少し積極的に動くというか,考えるということも必要なのではないかと。それでないと,この問題は表面化してこないというように私は思っておりますが。 ○議長(高橋典久君) 教育長町田 香君。
    ◎教育長(町田香君) 手をこまねいて見ているということではなくて,積極的にどんな形で子供たちの世界に関わっていけばいいかということを,改めてその考え直すきっかけをつくっていただいた,今日きっかけをつくっていただいたというふうに思っております。  例えば,ケース会議を今まで以上に頻繁な形でやるとか,そして,一人一人の子供の観察を通して,家庭の生活まで踏み込んだ形で実態を把握して,そして,子供のよりよい家庭での生活につなげていくような形を,どういった形で進めたらそういうことができていくのか,そのことも含めて検討させていただきたいと思います。  決して手をこまねいてではなくて,満を持していろいろな形で進められるように,教育委員会の中でも頑張っていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 「手をこまねいている」という言葉は撤回します。  ケアラー,特にヤングケアラー支援については,関係する複数の機関や複数の制度を総合的に連携を図りながらヤングケアラー支援に関する施策を総合的,計画的に実施するということが一番であり,多分一番難しいところではないかと思います。  そこで,今度は市長にお尋ねしたいんですけれども,その問題を解決する,あるいは表面化させる一つの手段として,そのヤングケアラー支援条例的なものが考えられて,非常にツールとしては有効ではないかと私自身は思っておりますけれども,そのようなものを制定するようなお考えはないかどうか,お尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 私もそれこそ青木議員と同年代ですから,まさしくふっと思い出したのは,一昨年,黒内小学校の小学校3年か何かが,やはり,おばあちゃんが散歩をしているのに,毎日1人じゃということで散歩に付き合っていたと,そのおばあちゃんから感謝のお手紙が来たんで,これは表彰しようということで,まさしく表彰したんですね。その額面的というか,書面の表面だけ読むと,高齢者とか,障がい者とかという部分の方がいて,その人のケアをする18歳以下の人って,感覚的にすごく分かりづらいんだと思うんです。  逆に,今,社会制度,学校の方も,今回は「ヤングケアラー」という新しい言葉が表面に出てきたから,それが新しい何か足りないところじゃないかというふうに認識をしているんだと思いますけれども,現実,学校生活の中で本当に先生方も一人一人の子供たちの日常に関して,観察をしっかりやっていただいていると思いますし,我々行政としても,民生委員から上がってくる地域のいろいろな課題,障がい者がいた,高齢者がいた,独居の老人の方がいるということに関しては,いろいろな形で上がってきている情報があると思いますし,そこの中で,もちろん多分抜け落ちてて,本人が自覚をしないでお手伝いをしているということなんだと思うんですね。  結果的に,私はまだ勉強不足なんで,その結果として,例えば学業を,宿題をする時間がなくなる,そのおかげで睡眠時間が短くなるとかという何かの現象がきちっと起こっているかどうかというのは,私の中でもまだ正直,把握もできていないというのが現実ですので,そういうその現実の部分,「ヤングケアラー」という名前を,逆にあなたヤングケアラーですねって言ったことで,またその差別的なことが起こってしまうという可能性もなきにしもあらずなので,慎重にこの辺は検討させていただいて,逆に今の制度の中で精いっぱい,どこまでできるのかということも含めて検証してみたいなというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。今の市長の言葉の中で,目に見えないものがあるだろうと,それについてヤングケアラーという言葉を使って決めつけると,いろいろなところに波及する可能性があるんじゃないかというお言葉だと思います。私もそれはあると思うんですね,注意しなくちゃいけないと。  ただ,私がポイントとして上げたいのは,はっきり言ってヤングケアラーとか何とかという名前はどうでもいいんですよ。その子供が,ここの問題というのは,実はヤングケアラー,あるいはケアラーの専門家から言わせれば,市長の今の言葉に対しては,そういうことが表面に出てこないから問題が起きるんですよと,多分言い返すのだろうと思うんですよ。  私が今回これを取り上げさせてもらったのは,そこの部分であって,ヤングケアラーとか条例がどうだこうだというのは,はっきり言ってどうでもいいんです。一番大きな問題は,そういう子供たちがいるのではないかと。ただ,大人たちの目線から見れば,いやいないよで済むかも分かんないですけれども,ここに書いてあるソーシャルワーカーの方の言葉の中に,子供に「最近どう」って聞いたときに,「うん大丈夫だよ」って答えて,その大丈夫だよという言葉をうのみにすると大変なことになると。ちゃんとその言葉の裏には一体何があるのかを考えて仕事をしていかないと,ソーシャルワーカーは今は勤まりませんというようなことを言っていたんですね。そこなんだろうと思うんですよ。  学校の先生方,あるいは保健福祉関係もそうなんですけれども,確かに表面から見たときには問題ありませんと,多分自信持って言えると思うんですよ。だけど,本当にそれだけなんだろうかというのが,私が今日投げかけたい疑問,そこのところでいろいろな方の話を聞いて,問題がないかどうかを検討するようなものをつくってできればなという思いが,今回の質問の発端でございます。  それで,このヤングケアラーの問題に関して,最後に2人のヤングケアラー本人に直接インタビューしたものを御紹介します。これは今年5月13日のNHKのクローズアップ現代プラスで放送されたものですので,御覧になった方もいらっしゃるかも分かりません。  まず1人目は,時間もないのでちょっと早口にしますが,1人目は,現在24歳の女性の方です。母親が精神疾患の疑いがあったため,物心ついたときから家族のケアを担ってきたそうです。お母さんと自分の分のお惣菜を近くのスーパーに買い物に行くと同級生の家族に会うことが多く,お母さんが病気なので自分が買い物をしているとは到底言える状態ではなく,お母さんが責められているようですごくつらかったと。また,親からも「家のことは周りに絶対言うな」と言われており,誰かに相談するということは全く発想になかった,ここが問題なんですよ。誰かに相談するという発想は全くなかったと。本人,このインタビューした女性も精神的に段々不安定になり,自傷行為を繰り返すようになったということが1人目の例です。  それから,2人目の例は,この方は現在42歳の男性です。3歳の頃に父親を交通事故で亡くし,小学生の頃には心臓病を抱える母親のケアに加え,祖母の介護もするようになり,そのような状態が,母親が亡くなる38歳まで続いたそうでございます。  そんな中,この男性に支援のチャンスがなかったのかというと,そういうわけではないそうです。チャンスの一つは,定時制高校に通っていたときに,看病,介護で欠席が増えたときに,心配した先生が「最近どうしたんだ」みたいなことをことを尋ねたそうです。しかし先生にできたのは,出席日数やテスト結果への配慮までで,看病,看護については「頑張っていて大変だね,偉いね」という言葉だけだったと。  この方のもう一つのチャンスとしては,祖母のケア担当,これは保健福祉のほうに関係するんですけれども,祖母の担当ケアマネジャーが書いた記録に,「孫息子だけで介護の対応が十分できていない」と報告されていたそうです。しかし,介護サービスを受けられるのは御存じのように,病気や障がいのある本人だけで家族は含まれておらず,その男性の支援にはつながりませんでしたと。祖母,母を看取った男性は,40代になって初めて就職というものを経験したそうです。  この男性はインタビューの中で,母親と2人で山奥に暮らしているような感覚だったと,社会との関わりがあればよかったと。周りの人はおせっかいでもいいので,積極的に関わっていってほしいと述べておりました。  これがヤングケアラーとしてのお二人ですが,もう1人インタビューされていた方がソーシャルワーカー,これは兵庫県尼崎市のソーシャルワーカーの方ですけれども,ヤングケアラーを考えるときに絶対に悪いものが一つあります。それは貧困という問題でしょうか。能力の問題でしょうか。  実は,「孤立」なんです。全ての問題につながっているのは,「孤立」です。要するにヤングケアラーというのは,大体が孤立してしまうと,先ほども言いましたけれども,同年代からも孤立してしまうというようなことがあるそうです。この辺のところをちょっと御紹介して,何かのこれからの議論の参考になるかと思います。  時間もないので,次にぱぱっと終わらせます。  2番目の質問として,守谷市の学芸員の役割についてですけれども,先ほど午前中に山田議員のほうからいろいろ質問があり,大体のところは分かったんですけれども,一つお聞きしたいのは,守谷市に学芸員というのは何人いるか教えていただければと思います。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) お答えいたします。  守谷市役所に学芸員の有資格者は何人いるかということでございますけれども,現在,守谷市役所に正職員ということで3名ございまして,いずれも学芸員として募集して採用したという方ではなくて,一般事務職として採用した方が,学芸員の資格を有していたという形となってございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 非正規職員に関しては分からないということですね。首を振っていますので,分からないと。  その3人が今属している部署というのはどこか,教えていただけるなら教えていただけますか。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) その職員が属している部署になりますけれども,こちらが現在デジタル戦略課に1名,それと総務課に1名,そして,中央図書館に1名となってございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) そういう方が学芸員の資格を持っているので,それに付随するような仕事をしたいと,今は生涯学習課しか分からないですけれども,郷土資料を扱うような部署に行きたいと言った場合には,それはそういう申込みというのは聞き入れられるものですか。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) 職員の異動ということになるかと思いますけれども,職員の異動につきましては,現在,人事の際に異動希望なり希望を取ってございますので,もしその方が希望すれば,そういったところの部署に異動するということも考えてございますけれども,ただ,実際の学芸員としての採用ということではございませんので,例えば今,市長,午前中にもお話ありましたけれども,資料館のようなものがあれば学芸員として採用,配属ということもあるのかなとは思いますけれども,それはちょっと難しいのかなというふうに考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 資料館のお話が出たので,先ほど山田議員の中で,市長が,部長からの多分返答の中に,資料が何か所かに,守谷市の役所の中でも何か所かにばらまかれている,別々に置いてあると。それとあと,市のほうで認定したものは個人の家庭のほうに,家のほうに置いてあるみたいなお話がありましたけれども,ばらばらにあるから今回みたいな事故が起きるのであって,それを1か所に集めて管理すれば,ものすごくそういうものが少なくなるだろうし,私が3月に言った内部統制,インターナルコントロールですけれども,内部統制をしっかりやれば,そういう問題もどんどん減っていくんだろうというように思いますけれども,市長,いかがですか。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 先ほどもお話ししましたけれども,今までそういう管理するということが甘かったのかなというふうに思っていますので,まずは今あるいろいろな形のものをきちっとした管理ができるような管理表を作成したいと,まずはそこからと思っております。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) これで終わります。  山田議員の質問に対しての市長の返答の中に,「箱物」という言葉があったと思うんですけれども,その資料館というのは多分,公民館とか何かという箱物とは意味合いが違ってて,例えば4か所,5か所にばらまかれていたものが1か所に集まれば,それは資料室なり資料館みたいなのができるわけです。  だから,最初に箱を造って入れるんじゃなくて,集めた結果,そういうものができたというふうに考えれば,普通に非常にいい方向に進むのではないかということを言いまして,私の質問を終わります。どうもすみません,時間をオーバーしました。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,青木公達君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,14日は通告順位6番の堤 茂信君から続行したいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 御異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会します。                午後2時50分散会...